2019年8月1日木曜日

最後まで人間の欲に振り回されたディープインパクトが不憫



ディープインパクトが死んだ。ディープインパクトといわれればいつも『アルマゲドン』と一緒になってしもうてのう、と返すくらいに競馬にはとんと疎い私だけれども、周りが騒ぐのでなんとなく、またひとつ平成が、……などと思ってしまう。





◆『スポーツ報知』2019年7月31日配信
【毎年200頭以上の種付け頭数に起因か…ディープインパクトの死に大きな衝撃】

《史上2頭目となる無敗の3冠馬で、種牡馬としてもJRA・G1馬38頭(51勝)を輩出したディープインパクト(牡17歳)が30日、けい養先の社台スタリオンステーション(北海道・安平町)で死んだ。痛みがあった頸(けい)部の手術を28日に受けたが、翌29日午前に起立不能に。30日早朝に頸椎の骨折が判明し、回復の見込みが立たないことから安楽死の処置が取られた。日本競馬界の至宝の死に、大きな衝撃が走った。

ディープインパクトが首を痛めた原因について、社台スタリオンステーション事務局の徳武英介氏(57)は「種付け料を上げて(頭数を)絞っていくようにしていったが、種付け頭数に起因しているのではと言われたら、そうかもしれない」との見解を示した。

初年度の07年から毎年のように200頭以上の種付けを行っており、人気種牡馬ならではの宿命として、肉体面に負担がかかっていた可能性は否定しなかった。

◆ディープインパクト 2002年3月25日生まれの鹿毛の牡馬。父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア(父アルザオ)。通算成績14戦12勝。JRAのG1は、1984年シンボリルドルフ以来の史上2頭目となった無敗でのクラシック3冠制覇を含む7勝(05年皐月賞、日本ダービー、菊花賞、06年天皇賞・春、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念)。07年から北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入り。昨年は産駒がJRAで自己最多の265勝を挙げるなど、12年から7年連続リーディングサイアーに輝く。産駒はJRA重賞を204勝(うちG1・51勝)。》





ちょっと待て。種付けが多過ぎたのが死の遠因になったというのか? やり過ぎると首にくるのか? そんなことははじめて聞いたぞ。しかしそういわれてみればググっと絶頂時、とくに正常位では反り返った首に思わず力が入る、ということはあるかもしれぬ。気をつけねば、というか、つい見栄を張ってしもうた。申しわけござらぬ。



だいたいディープインパクトは馬なのである。ヒトの場合と同じように首に力が入ることがあるのかどうかよくわからない。あるのだろうなあ。



そういえば酷い猫背でいつも郷土玩具の赤べこのように首をゆらゆら突き出している男がいるのだけれども、あいつはやりすぎということなのだろうか? 過剰な性行為によるストレートネック。いやだからそういうくだらないことをいうのが目的ではない。



問題はディープインパクトの年間200回という種付け回数である。繁殖期は春先から秋口に掛けてだそうだから、年間8ヵ月とすれば240日。シーズン中はほぼ毎日。みたいなことをディープインパクトは2007年から2018年まで続けていたのである。



それで今年の3月またはじめようとしたところで体調を崩してようやくリタイヤ。12年間。馬にとってそれがどれほどの重労働なのか、苦痛なのかはよくわからないけれども、もしこれに耐えられる人間がいるとするなら、それはチェリー吉武(38)&白鳥久美子(37)夫婦くらいのものではないか。以前テレビで 白鳥久美子が「毎日お祭り!!」といっていたし。



いやいやだから私は、みなさんがそんなに愛して、というか敬愛してやまない名馬ディープインパクトがこんな悲惨な死に方をしてもなにも思わないのか? ということをいいたいのだ。



現役時代に他の追随を許さないほど頑張ったのだから、引退後は悠々自適、の〜んびり故郷の牧場で余生を送らせてあげればよかったではないか。ときどき若い牝馬の尻を追いかけたりして。そのくらいのご褒美はあたりまえであろう。



しかしそれをまた金儲けのために種牡馬としてこき使う。つまりそうすると現役時代に頑張れば頑張るほど引退後の静かな晩年であるべきときにも需要が高まって苦しくなるわけだ。人間はウハウハでも馬にとっては悪循環。アニマルウェルフェア(Animal Welfare=動物福祉)という観点から見れば、確実に虐待のほうに針はふれている。と私は思う。



いまEUなどでは食肉用の家畜といえども生きているあいだは苦痛はもとよりストレスも最小限に抑えられるよう、細かな規則を設けている時代だ。たとえばイギリスでは1993年以来、家畜の飼養については

「飢えと乾きからの自由」

「不快からの自由」

「痛み、傷、 病気からの自由」

「通常行動への自由」

「恐怖や悲しみからの自由」

の5原則が基準だ。それにひき較べてディープインパクト、あまりに不憫で可哀想ではないか?



人間の欲にはキリがないから悩みにもキリがない。 人間でいることがイヤになる。合掌。(了)





 † 意外にはっきりモノをいうハリセンボン春菜(36)の父親は元警視庁幹部

 †† 暴力団幹部であった名倉潤(50)の兄(52)は殺人事件を起こし、昨年7月に刑期満了で出所







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