2019年７月20日、本日行われた宮迫博之（49）と田村亮（47）の記者会見で語られたことが事実だとすれば、吉本興業はいわゆるブラック企業であるに留まらず、まさしく「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」（Wikipedia記載の反社会的勢力の定義）にほかならない。
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つまり吉本興業所属のタレントはすべからく反社会的勢力との密接な関係を理由に、マスコミでの活動が一切行えない。ことになる。いやホンマでっせ。少なくとも宮迫博之と田村亮に対するあまりに強権的な態度、いや恫喝は問題視されるべきだろう。実際にこんなことがあったのかと首を傾げるほどだが、その記者会見のようすはコレをご覧いただきたい。↓
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◆『スポニチアネックス』2019年7月20日配信
【宮迫 吉本興業社長からの圧力を示唆「会見したら、お前ら全員をクビにする力がある」】
《 事務所を通さない“闇営業”を反社会勢力との間で行った問題で、吉本興業から契約を解消されたお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之（49）が20日、同じく無期限謹慎処分となっているお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮（47）とともに、都内で謝罪会見を開いた。問題が発覚した6月以来、関係者が会見を開くのは初めて。
7日発売のフライデーが14年12月に行われた忘年会の闇営業について報道。24日に吉本興業が当該芸人の謹慎処分を発表した。この間の出来事について、宮迫は、金銭を受領していたことを会社側に伝えたところ「静観しよう」と言われたと明かした。「どれだけの騒動、迷惑になるのか怖くてたまりませんでした。報道後の反響の大きさに「情けなく、申し訳なく、自分のことが許せなくなり、何度か大丈夫か、会見を開いていった方がいいのではないか」と進言したというが、それでも会社側の答えは「静観」だったとした。
さらに謹慎が発表された6月24日に交わされた社長とのやりとりを赤裸々に語った。謹慎を伝えられた際、亮が「記者会見をやらせてほしい」と頼み込んだが、社長から「お前らテープ回してないやろな。お前（亮）、やめて一人で会見したらえわ。やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。俺にはお前ら全員をクビにする力がある」と言われたと告白。
また、宮迫が社長に「引退会見でもいいので、謝罪をさせてくれ」と嘆願したものの、社長からは「引退はさせない。させるわけにはいかない」と突っぱねられたという。しかし、その後「謝罪会見をさせてやる。その代わり、期間はこちらで決定する」との回答があったが、進展のないままこの日へ。会社への不信感から弁護士を付けることにしたことも明かした。
この期間、仲間たちが各方面でコメントしていたことに触れ、涙声で「言いづらかったと思います」と声を震わせた。》
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さらに吉本興業の対応について記者会見ではこんな話も出ていたという。
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《 謝罪会見をネットで見られるように要望したことを、吉本から却下されたことも明かした。田村は「（会見を）ネットとかでも見れるようにしてもらえませんか、と言うと『（テレビ局の）在京5社、在阪5社は吉本の株主やから大丈夫や』と。何が大丈夫なのか分からなかった。本当の気持ちが伝わるかどうか不安になった。もともと好きだった会社なのに、こういう風に変わっていくんや、ファミリーだと言ってくれてた方がこういう風に変わっていくんだ、と…」と無念そうに話した。》（『日刊スポーツ』2019年７月20日配信【宮迫博之、田村亮 吉本との溝明かすも「感謝しか」】）
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あらまあ、時代劇の悪代官そのままのふてぶてしさではないか。そういえば闇営業問題に絡んで「タレントとはこれからも口頭の約束でいく、紙の契約書は交わさない」と語ったというのも、なんとも解せないお話である。時代に逆行しているといえばいいのか。まだ紙のなかった時代まで。
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今日の宮迫博之、田村亮の記者会見について、吉本興業側は「現時点で対応するかどうかは未定」としている。対応しないですむとでも思っているのであろうか? なんとも不思議だ。それとも「（テレビ局の）在京5社、在阪5社は吉本の株主やから大丈夫や」とまだタカをくくっているのだろうか? 始末に負えない。
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なんというのか、遠くから見ている分には大きくてたいへん立派な建物だったけれども、近くに寄ると古くていたるところが腐っていて瓦解寸前のボロ家だった、みたいな感じ。こんな会社が令和の今日まだ存在していたのかと驚いてしまう。
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田村亮についてはよくわからないけれども宮迫博之についてはこれまでにもいろいろと問題があり、私としては清廉潔白な人物という印象ではない。しかしそれとこれとはまったくの別問題だ。今度は吉本興業が記者会見を開き、吉本興業側の事情を明らかにする番だ。
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ジャニーズ事務所に対して公正取引委員会が出した「注意」がさっそくここで間接的にだが威力を発揮するだろう。おかげでみんなソンタクに敏感になっている。週が明けて各局がどんなふうに吉本興業にソンタクしてみせるか見ものではないか。
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それにしてもミイラ取りがミイラというか、吉本興業の『決意表明』は珍文書として後世に残るな。（了）
† なにはなくとも宮迫博之と田村亮の泣き顔のインパクトは大
†† 吉本興業所属のタレントたちはみなとうぶん世間と会社との板挟み。ぜんぜんそれに気がつかないヤツも出てくるだろうけれども
††† 吉本興業のタレントはいっそのこと他の離脱者にも声をかけて新会社を起こせばいいのだ。会社名はジャニ本興業
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