2019年7月7日日曜日

鞘師里穂、BABYMETAL逆転の最終兵器



BABYMETALからYUIMETAL(20)が抜けたあとに元「モーニング娘。」の鞘師里穂(21)がサポートメンバーとして加わって、驚きとともにさすが「ハロプロ不動のエース」といたく感心させられたのが6月28日の横浜アリーナ『BABYMETAL AWAKENS - THE SUN ALSO RISES -』であった。



続いて6月30日イギリス Worthy Farmでの『Glastonbury Festival』、7月2日ロンドンのO2 Brixton Academy での単独コンサート、そして7月6日ポートメッセなごやでの『BABYMETAL ARISES - BEYOND THE MOON - LEGEND - M -』のようすが伝わってきた。



この数日はYUIMETAL脱退後「Darkside」とかなんとかいって正直お茶を濁していた感があったのを、鞘師里穂(21)のエネルギッシュでピュアな存在感とダンスが見事に突破し、そのうえにさらに新しい未来を感じさせるエポックになった。



だから、取ってつけたようなギミックやストーリーなどいらないのよ。エネルギーと純粋さ、そしてそれだからこそ育まれるスキルの高さだけで人は感動させられるし圧倒もされる。BABYMETALが海外でも日本語で歌って人気があるのもそれだからでしょ。



今日7日もポートメッセなごやでの『BABYMETAL ARISES - BEYOND THE MOON - LEGEND - M -』が開催される予定だ。



終わりよければすべてよし、みたいなお話になるけれども、正直お茶を濁していた時期、つまり2017年末からついこのあいだまでの約1年半あまりは、BABYMETALがちょうど年齢的に少女イメージから脱皮しなければならない難しい時期にもあたっていて、この間、すったもんだしながらも結果的にもっとも華奢で少女っぽいYUIMETALとエネルギッシュな鞘師里穂が交代できたのは幸運だったといえると思う。



YUIMETALは20歳、鞘師里穂は21歳とわずかに1歳しか違わないけれども、「Darkside」に落ちていたあいだのSU-METAL(21)、MOAMETAL(20)の成長もあってBABYMETAL全体の印象は以前に較べてずいぶんオトナっぽくなった。



さらに特筆しなければならないのは、「Darkside」では見られなかったポニーテールをここで復活させ、コスチュームもレザーの甲冑風から以前の雰囲気に寄せてきたことだ。つまり「Darkside」前と後の連続性は保ちながら、この期間でのオトナへの脱皮を感じさせることができている。もし計算ずくのしわざだとしたらずいぶんな切れ者でごわす。



私にとってこの新しいBABYMETALとはなんぞや? ということなのだけれども、だからそれは「尻尾が取れたBABYMETAL」だわねえ。オタマジャクシがカエルになった感じ。なによりファンだといってもペド呼ばわりされる心配がなくなったのはよろし。



しかしそうすると今度は、私にとっての元々のBABYMETALの魅力とはなんだったのか? と改めて考え直さざるを得なくなる。メンドくさい性格なもので。



自答するとそれは(1)ヘビーメタルという使い古されたフォーマットを踏襲しつつ対極にあるkawaiiをもち込んで引っ掻き回す痛快さ、それでもって(2)欧米のロックファン、老若男女を刮目させたしてやったり感、それからもちろん(3)楽曲の面白さだ。



で、(1)と(2)に関してはいまやすでに従前のものとなっているので、これからはいかに楽曲で引っ張っていけるかが勝負になる。そこで注目されるのが新曲。



今回のツアー前に発表された「PA PA YA!!」はところどころにあの北島のシャブちゃんも顔を出す音頭風、「Shanti」はインドラーガ風味。またまた異なるスタイルを取り入れて、しかもともにたいへんキャッチーにできている。これも計算ずくだとしたらたいしたもんだよ屋根屋の金玉である。



と、いうことでこれからBABYMETALはさらに羽ばたくと思うけれども、それはただし鞘師里穂が加わっていれば、という留保つきだ。仮に可能であったとしてもYUIMETALを戻してはいけない。時代は変わったのだ。



鞘師里穂、彼女抜きにはこれからのBABYMETALに痛快さもしてやったり感も望めない。できれば正式メンバーになればもっとよし。



あとBABYMETALで書くことは……、そうそう、『Glastonbury Festival』で最後の『Road of Resistance』を歌い終わったあとのSU-METALのなんともいえない表情だ。呆然としたような、一部でいわれているように哀しみに満ちたような、なんともいえない静かな顔をしていた。



そのSU-METALの横では息を切らせた鞘師里穂が感極まった表情で眼光を爛々と輝かせていたので、SU-METALの静けさはよけいに際立っていた。しかもMOAMETALに促されるまでステージから降りることさえ忘れてしまっていたようすなのだ。



これは私は「ホッとしたあまり」の反応だと思う。前日の横浜アリーナはあったものの、やはりイギリスのフェスでのウケ方にこれからのBABYMETALのすべてを賭けていたような気がする。最後、ステージ袖にハケていくとき後ろをチラッと振り返った眼はすでに猛禽類に戻っていた。



お話は変る。昨日のこころやさしく穏やかで静かな女はいないものか? についてである。これは私のないものねだりなのだとあれから徐々にはっきり気がついた。女はこころやさしく穏やかで静かなものだ、という思い込みがあったのだ。



ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス= political correctness—政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現を使用すること)的にこれはまずい。ここにきちんと謝らせていただく。



ごめん、すまなかった。もうそんなこといわないから許して。だけど小っちえ野郎だなあ、みたいなこともいわないでね。(了)




 † 今年4月に突然期限なしの休業を発表した岡井千聖(25)。原因はやっぱしの競輪賞金王との不倫。とはいえこちらの予想は妊娠だったけれども






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