2018年5月26日土曜日

日本大学の異様さは、ヤクザにたとえるとよくわかる



昨日、あちこちのニュースやワイドショーで日本大学理事長・田中英寿(71)が夜の街を歩いているお姿を拝見いたしました。『週刊文春デジタル』が直撃したヤツですね。画面を通してもビビるくらいに迫力満点、もしほんもののヤクザだったらこれだけで迷惑防止条例違反かなんかで逮捕されそうな勢いの怖さでございました。一般人は恵まれております。



いやホントにほんもののヤクザ界にもいまこれほどの逸物はきっといらっしゃらないでしょう。もちろん、とてもとても大学の理事長には見えません。苗字逆さの中田英寿(41・職業セレブ)もさぞかし困惑していますね、と画面に向って憎まれ口を叩くのさえためらわれました。直撃した記者さんの及び腰も重々お察しいたします。



その記者さんが“理事長としての見解を”、と切り出したときのお返事がまた凄かったです。



「オレ、知らないもん、全然」



百点満点。もしこれがヤクザ映画で問い詰められた親分のセリフだとすればあまりに常套的すぎて笑いが取れるレベルのデキです。理事長が知らないですむのか? という常識はまったく通用しない世界だと薄々は勘づいておりましたけれども、まさかこれほどとは。『週刊文春デジタル』グッジョブ!! 映像使用料でガンガン稼いじゃってください。



ついでですからヤクザ社会にたとえて今回の日本大学アメリカンフットボール部悪質タックル事件とその周辺を見てみましょう。



まず、鉄砲玉がいます。かっこよくいえばヒットマン。組に恩義がある、逆に迷惑をかけた、あるいは組の中での立場をよくしたい、出世を早めたいなど、主に下層ヒエラルキーの人間が選ばれます。



鉄砲玉の上に立つ若衆なり若頭なりが本人に話をする、因果を含めるわけですが、そこはそれ、自分からやらせてくれというように巧みに仕向ける、追い込むこともあります。今回加害者となった日本大学アメリカンフットボール部・宮川泰介(20)の5月22日の記者会見での発言を見てみましょう。





「該当の試合の前2試合は、レギュラーとして試合に出場していた。しかし、試合3日目、“やる気がない闘志がない” とレギュラーを外され、監督からは “日本代表には行っちゃだめだよ” と言われ、わかりましたとしか言えなかった」


「監督から相手のクオーターバックを1プレー目で潰すなら試合に出してやると言われた。その間、練習からも外されていた」

「試合当日、メンバー表に自分の名前がなかった。ただ “自分が相手を潰しますと監督に言えば試合に出してやる” とコーチに言われた」


「潰せば(怪我をさせれば)秋の試合でも得だろう、と言われた」

「試合直前、コーチから “やっぱり出来ませんでしたじゃ済まされないよ” と念を押された」


「別に関学大との試合が無くなったっていいじゃないかと言われた」


「試合後、重大な過ちを犯したと泣いていたら、心が弱いと言われた」

※「ロケットニュース24」2018年5月22日配信【〈極悪非道〉『悪質タックル問題』で日大の選手が緊急記者会見 / 初めて明かされた内田監督以下コーチたちの指示がヒドすぎる…】





申しわけないですけれども、ヤクザのお手本になるくらい見事です。エグいです。



で、そのコーチ・井上奨(30)は、宮川泰介の記者会見の後、自分の元のチームメイトに「自分が全部悪いということでかぶるしかない」とLINEを送っていたそうです。※「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ2018年5月24日放送)



組織上層部に嫌疑が及ばないための工作で、ヤクザ界でもよく聞くお話です。口裏を合わせて出頭し、お務めを果す係というものもかつては存在したようです。井上奨の場合、12人ほどいる日大アメフト部のコーチのうちの序列的には末端のほうで、ここでもヤクザ社会のヨゴレ仕事は下っ端に、という原則が忠実に守られていますね。



しかし井上奨、「自分が全部悪いということでかぶるしかない」と見栄を切っては見たものの、いざ5月23日の記者会見では歯切れが悪いこと。どうせこのとき最後に辞任を発表したのですから、もっとガッツリ、はっきりかぶらないと上も認めてくれないと思いますけどねえ。





「もともと僕も、僕は彼に対してやっぱりハッパをかけていましたし、試合の2日前に、その日だけの話じゃなくて、やっぱりその前から彼にいろいろ、結果が出るようにと思ってハッパをかけていて、それに対して彼が試合に、そういう気持ちで試合に臨んだので、本当にそのときは、冷静にしてあげよう、とかそういうことは考えてなかったです。」

「彼のプレーと心の成長につながればいいと、その思いでやっておりました。そこで彼が追い込まれているというところは、実際、考えてません、思ってませんでした、私は。」

「クオーターバックを壊しにいけと、つぶしにいけということは、その中にいろんな意味があると思ってまして、要はつぶしにいくようなタックルをしろとか、要は、そのために何が必要か、思いっ切りスタートすることとか、最初からそうやって自分の闘志を出してやることとか、正直、いろんな意味が込められてると僕は思ってまして、で、つぶしにいけということを彼に言いました。」
※「THE PAGE」2018年5月24日配信





まったくこの男、かぶるかぶるといいながらなにもかぶっていませんね。往生際が悪い。CMでおなじみの「東京上野クリニック」をつい思い出します。おお、そういえば井上奨には2011年にゲイビデオ『筋肉.children イノセントな筋肉青年たちが大人のワールドへ』に出演していたという情報もあります。これからたいへんです。



あ、ビデオが発売された2011年は井上奨が日本大学在学中のことで、4年当時の2013年9月には『FRIDAY』でも顔面モザイク入りとはいえ報じられております。ですからこれが井上奨ご本人であるとすれば、過去に日本大学およびアメフト部に大迷惑をかけているわけです。



そして大迷惑をかけつつ日本大学の職員となっているわけです。上の人間にしてみればこれほど使い勝手のいい人間はいない、ということになりますね。そんなわけで井上奨にはヨゴレ仕事が集中していたのではないかと想像します。これもたいへんヤクザ的。



あと聞くところによると試合で選手がミスなどをすると選手の前でコーチが監督にボコボコに殴られることもあったといいます。これもヤクザのやり方ですね。もちろんコーチが選手を殴ることも。でもってワタクシの目撃したヤクザさんなんかは灰皿でアタマをコツコツ殴りながら延々説教するわけっす、たまりませんて。



あー、あと、これは日本大学ではなくて例の至学館大学のお話ですけれども、突撃取材の際にカメラ機材が肩に触れてケガをしたとかで被害届を出したものの名指しされたフジテレビ側が事実無根とする証拠のVTRを提出して大恥をかいた谷岡郁子(64)という学長もおられました。ちっぽけなことをさもさも仰々しく騒ぎ立て警察にまで駆け込んでみせるのも手口ですよねえ。



素人がこういうことをするようになったのが暴対法以降の日本、ということでしょうか。暴力団を封じ込めようとしたら暴力団の真似をする一般人がウジャウジャ出てきてしまいました。



おもしろすぎてなかなか前にすすみません。サクっといきましょう。若頭的位置にいたのが内田正人前監督(62)、組長が田中英寿理事長。組織的にいうと、信じ難いことにここが約7万人の在学生を抱える日本大学の中枢です。では学部や大学院はなにかというと「フロント企業」でしょう。



それから、こんなときにいったいなにをやっているんだ? と揶揄されることの多い「危機管理学部」もなんだかちょっと要注意みたいですね。日本大学の創立130年記念事業の柱として2016年に「スポーツ科学部」とともに新設された新しい学部です。どうも平常の教育以外の場面でも警察関係者の出入りが激しいといわれていて、実際に天下りなどを通して太いパイプを築こうとしているようです。警察と仲よくするのもヤクザの仕事です。



そんな「危機管理学部」と「スポーツ科学部」が同時に新設されるというところにいまの日本大学の姿が象徴されているような気がします。で、東京、埼玉、静岡、千葉、福島、神奈川に校舎がありますから、立派な広域指定暴力団、っぽくはありませんか?。



ホント、まじめに勉強している在学生諸君やOG・OBのみなさんにとってはまったく迷惑千万なお話でしょうね。



日本大学に自浄能力はあるの? (了)





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