2018年5月27日日曜日

“4000人の美女に30億”の76歳、結婚直後に果つ



訃報です。「美女4000人に30億円を貢いだ男」野崎幸助(78)がお亡くなりになっておりました。命日は不明ですけれどもつい最近のことと思われます。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。



4000人に30億円といいますとお1人様75万円になります。貧乏人は割り算が大好きなのでつい計算してみました。しかしいかがなものでしょう? 高い? 安い? 回数・期間・そして美女度などなどさまざまな要素を想定し、ワタクシなりに勘案してソロバンを弾くに、高い!! と思います。



そもそも別に好かれてもいない、それどころか逆に内心ではこちらを軽蔑しているに違いない女と遊ぶためにお金を払うという感覚はワタクシにはございません。逆にお金をもらっても遊びません。4000人という数字はそこを克服しなければ達成できない数字でしょうから、ここからしてすでにワタクシとは別世界の出来事です。



しかしあれですよ、なにかの拍子に目に留まった片田舎の、貧しくても器量がよく利発な娘を金にモノをいわせて妾にし、習いごとのひとつも覚えさせて囲っておく、というのならば若干理解はできます。



せっかく恵まれて生まれた器量と素質に磨きをかけて洗練し、教養をもたせ街の暮らしを楽しめるようにする、そのほうが娘の人生は豊かになるはず、田舎の両親もラクができる、という大きなお世話ですね。ですからむかしの旦那が女遊びについて“福祉活動”みたいないいかたをしていたのも、実は満更冗談ばかりではなかったような気がします。



でもどうなんでしょうねえ。面倒を見てもらう側の感覚というのは。ワタクシの知り合いにも妾の息子が1人とそれから現在ご本人が妾という女が1人います。妾の息子のほうはすでに小学生のときにかなりの資産を遺して父親がなくなっていて、母子二人悠々自適、静かに暮らしていたふうでした。



しかし家の中にはどこか根無し草的な寂しさが漂っていたような気がするのは母親の性格によるものなのか、それともこちらの受け取り方によるものなのでしょうか。しかし少なくともよくいわれる日陰者的な暗さはなかったように思います。



でもって、おそらくそういう妾という感覚とは遥かに遠かったに違いない猟色家・野崎幸助の死はこのように伝えられています。





◆『NEWSポストセブン』2018年5月26日配信
【女性4000人に30億貢いだ「紀州のドンファン」野崎社長が急逝】

《 和歌山県で酒類販売業や不動産業などを営む実業家、野崎幸助氏が急逝したことがわかった。野崎氏は、2016年2月に、50歳近く年下で交際中の自称モデルに、自宅から現金600万円と5400万円分の貴金属、合計6000万円相当を盗まれたことで大きな注目を集めた。

野崎氏は1941年生まれ。地元の中学校を卒業後、多くの商売を手がけ、地元・和歌山で財をなした人物だ。多くの女性と交際し、交際クラブなどで女性と出会っていることを公言。週刊ポストの取材では「(交際クラブの)入会金は100万円です」と語っていた。2016年12月には、『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』(講談社+α文庫)を出版。同書の帯には「いい女を抱くためだけに、私は大金持ちになった」という刺激的なフレーズが掲げられていた。

今年2月には、55歳年下で21歳のファッションモデル・Sさんと結婚したばかりだった。野崎氏は4月に上梓した『紀州のドン・ファン 野望編』(同前)の中で、〈昨年秋に羽田空港で転んだ私を優しく助けてくれたのがSちゃんでありました。もちろん計算ずくの転倒でありまして、コケるのも年の功、亀の甲であります〉と出会いを綴っていた。

結婚から、わずか3か月での突然の死去。つい先日まで元気そうな様子が見られていたという。死因は明らかになっていない。》





そうなのです。猟色が生きる目的だった男が結婚してその矛を収めたかに見えた途端に死んでしまったのです。ちなみに野崎幸助は離婚歴2回で子どもはいない、と2017年2月1日配信の『週刊現代』には書かれていたそうです。



人さまの人生ですから他人が勝手に評価するのはおかしな話ですけれども、ワタクシはどちらかといえばお辛い、ご苦労さまな人生であったような気がします。4000人といえば1週間に2人で丸々38年間ですよ。はい、割り算が好きです。この猛烈な執着、飢餓感は苦しかったに違いないのです。



えっ、サバ読み疑惑? 2016年9月16日配信の『NEWSポストセブン』に【和歌山のドン・ファン「女性に注ぎ込んだ額は10億円以上」】という記事がある? それによると「セックスのためにカネに糸目をつけなくなったのは60歳前後からです。相手をしてくれる女性に払うお手当は1回30万~50万円で、これまで注ぎ込んだ総額は10億円以上。」と語っている?



2年前には10億円だったものが、いまは3倍の30億円。ああ、この間、2016年12月には『紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男』を上梓していますね。わずか3ヵ月で3倍。『NEWSポストセブン』、10億円と30億円とどちらが正しいの? うむ。これは野崎幸助の大風呂敷にまんまと乗せられてしまったと考えたほうがいいようです。



そうなると先ほどの評価も自ずと変ってきます。ハッタリ人生で金を稼ぎ女遊びもし、若い嫁をもらって幸せの絶頂で死んだのですから、あなたよかったではありませんか、これ以上なにを望みますか、と。野崎幸助の人生、昭和の、「日本一の色男」「日本一のホラ吹き男」「日本一のゴマすり男」などとタイトルからして総天然色なクレージー映画のようです。



野崎幸助が55歳年下のモデルと入籍したのは今年2月8日のことでした。その結婚の経緯を野崎幸助は2018年2月20日配信の『現代ビジネス』【美女4000人を抱いた「紀州のドンファン」が55歳下モデルと結婚! 「騙されてなんかいませんよ」】でこう独白しています。





《 〜 略 〜

昨年秋に羽田空港で転んだ私を優しく助けてくれたのがファッションモデルのSちゃんでありました。もちろん計算ずくの転倒でありましてコケるのも歳の甲、亀の甲であります。

「ありがとうねえ。お礼にお食事でもいかがですか?」

後日Sちゃんを一流料亭で歓待したのもいつものルーティンワークであります。パッと見には派手な顔立ちのべっぴんさんですが、キャピキャピの騒がしい娘ではなく憂いを帯びた口数の少ないお淑やかな美女です。

都内で暮らす彼女はファッションモデルとして海外も飛び回っているのでなかなか会うチャンスはありませんでしたが、東京や京都、和歌山でもデートを繰り返しました。

「キミと結婚できなかったらボクはここから飛び降りますよ」

京都では清水寺の舞台から飛び降りる仕草も見せたのですがSちゃんはお口ぽかんでありました。やはり年齢差のギャップというものはあります。しかし、です。念ずれば叶う……。これなんか私のために作られた言葉のようです。

「キミの人生をピンク色に染め上げたい。ボクの最後の女性になってくれませんか?」

プロポーズの言葉にこっくりと頷くSちゃんの笑顔に舞い上がる気持ちを抑えられず、愚息も喜んでくれていました。気が変わったら大変ですので、戸籍を取らせて8日の朝に市役所に一緒に行って電撃入籍をしたのです。

「社長、仏滅でっせ。運が悪いんじゃないですか?」

従業員が心配してくれましたが、仏滅だろうが赤口だろうが、気にもしません。

再婚した加藤茶さんが選んだお相手が45歳の歳の差婚で大騒ぎになりましたが、私はそれを軽く超える55歳差婚です。

「財産目当てじゃないんですか?」

「年齢差が大きすぎますよ」

「エロジジイと思われますよ」

周囲の雑音も全く気になりません。

「はいはい。エロジジイで結構ですよ」

どうせ嫉妬をしているのでしょう。金持ち喧嘩せずとは昔の人は名言を残したものです。

破談を願っている99%の方々には申し訳ありませんが、少なくとも私が幸福になる自信があります。結婚式は田辺で3月下旬に予定しています。過去にお付き合いした4000人の美女に招待状を送ろうかとも考えています。そうなると田辺に「ドンファン美女軍団」が集合して大騒ぎになることでしょう。

いつの日かみなさんにもその日の様子を見てもらいたいものです。》





3月下旬に予定されていた結婚式は挙行されたのでしょうか? いまとなってみればよくはわからない、不思議なバイタリティに満ちていた昭和よ、さようなら。(了)




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