2016年7月22日金曜日

ジャニーズはSMAPの最期を看取らない。送るのはファンだけ



SMAPの実質的な解散がいよいよあからさまになってきました。7月17日の当ブログで指摘したジャニーズ事務所による「SMAPなしくずし消滅作戦」がぐいっとまた大きく前進です。それを裏付けるニュースがたてつづけに2本、入っています。ひとつは『SMAP×SMAP』(フジ)の番組終了、もうひとつは木村拓哉(43)単独の冠番組のスタートです。



と、その前に、これらのニュースの配信元についてです。2本とも、ネタ元は最近なぜかジャニーズ、とくにSMAPものに強い『リアルライブ』です。信憑性についてご不安の方のために、この『リアルライブ』について少しご説明しておきましょう。



終戦直後の1946年に創刊された『内外タイムス』

2009年にわずか3ヵ月のイノチだった『リアルスポーツ』

『リアルスポーツ』のWebサイトを改名して『リアルライブ』

という経緯をもつニュース配信社で、『リアルスポーツ』のサイト運営を委託されていたコンテンツメーカー「株式会社フェイツ」がそのまま担当しています。内外タイムス社は2009年の時点で倒産していますけれども、『リアルライブ』はその古くからのパイプを受け継いでいるのかもしれません。



と、いうわけで最初は『SMAP×SMAP』打ち切りというニュースからです。2016年7月20日 23時17分配信です。以下抜粋してご紹介します。



《局側から発表もあり、「SMAPの解散は回避された」「『SMAP×SMAP』は継続する」との方向へ向かっているとする見方もある。しかし、そんな一安心したファンの思いとは逆に、やはり『SMAP×SMAP』は9月で終了するようだ。ちなみに、その後継番組にはKinKi Kidsがつとめることで、合意しているという》(原文ママ。以下同)



まあ、オトナは事情が絡むといつもウソをつく、というわけです。合意しているというのはフジテレビとジャニーズ事務所が、ですね。で、後継番組の内容についてもすでにできあがっているらしいです。



《昨今、めっきり減ってしまった歌番組を新感覚で仕掛けるということで決まってしまっているという》



でもって、一見、現時点ではあまり関係のなさそうな、というかツジツマの合わない話も書かれています。



《ジャニーズ事務所には、2つの派閥があることは有名である。その派閥抗争がSMAPの解散騒動へとつながったことは世間の周知のところである。そんな中、KinKi Kidsは中間派と見られており、角が立たずに番組ができる。そもそも、フジテレビとKinKi Kidsの関係は古く、また良好だ。1996年から「LOVE LOVEあいしてる」、後継番組となる「堂本兄弟」「新堂本兄弟」を放送していた》



しかしこれ、実はフジテレビ側の話なのです。KinKi Kidsはフジテレビに存在するジュリー派とかつての飯島派の中間派だから、「角が立たずに番組(製作)ができる。」といっているわけです。フジテレビ、まるでジャニーズの関連会社みたいです。



で、次の木村拓哉単独の冠番組がスタートする、というニュースです。こちらは2016年7月21日 21時0分 配信です。『リアルライブ』連日のヒット!! これも抜粋、要約してお伝えします。



《事務所残留の意志を変えなかったキムタクへの評価は、所属事務所の上層部から非常に高い。他のメンバーへは今後、冷たい仕打ちが待っているとも言われているが、キムタクだけは別である。それは今後の番組編成にも影響がでるようだ。

スマスマ終了後、他のメンバーには番組はまったく用意されていないが、キムタクには彼の冠番組がスタートする。内容は政界、財界の大物とMCのキムタクが1対1のトークをする番組になる。キムタクにトーク番組というのは、これまでの印象と違うような気もするが、これには事情がある》



その“ある事情”についての記事の説明が少しわかりずらいので、整理して箇条書きにしておきます。



●『SMAP×SMAP』が打ち切りになればそれだけ木村拓哉の露出が減るので、新しくその機会(番組)を増やさなければならない

●しかしドラマに関しての“キムタク神話”はすでに崩壊しているし、そもそも、もうドラマの時代でもない



で、なんとかしなければ、なのですけれども、ここにSMAPならではの特殊な事情があります。それはご承知の通り、ジャニーズ事務所内でのSMAP5人に対する評価が一般のファン心理とは完全に逆転している、ということです。



木村拓哉はファンから見れば裏切り者ですが、事務所内では他の4人のメンバーこそが裏切者で、木村拓哉は正義の人です。そんなこんなで



●事務所の上層部は、木村拓哉とSMAPの他のメンバーとの共演すら気にくわない。他のメンバーに仕事をさせたくない

●一般のファンが抱いている木村拓哉の悪印象を一変させたい



と、こんな事情があって、政財界の大物をゲストに招くことで木村拓哉の社会的評価をアップさせる、という戦略が練られたらしいのです。視聴ターゲットが少し違っていますけれども、大丈夫なのでしょうかー?



ちなみに、この『リアルライブ』の記事では

《事務所の上層部は、この“政財界の大物”というワードが大好きで、嵐の櫻井翔の父親が、都知事の有力な候補に名前が挙げられた時は、かなり興奮していたという情報もある。》

《ちなみに、このトーク番組は、フジテレビではなく、六本木か赤坂の方で放送されるという。》



という記述もありました。つまり放送局はテレビ朝日かTBSか、ということですね。どちらかといえばテレビ朝日でしょう。TBSには『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』と深夜枠ですが『Momm!!』がありますけれども、テレビ朝日では『中居正広のミになる図書館』だけです。



では、木村拓哉が政財界の大物と1対1のトークを繰り広げる番組が実現したとして、どうなるのでしょう? 気になるのは、結局、政財界筋に都合よく利用されるだけの番組になってしまうのではないのか、ということです。



もちろん、経営だとか政策だとかについてまともに取り上げる番組にはならないでしょうけれども、ただハイハイとお話を拝聴しているようすが画面に出てしまえば、なんだよキムタク、やっぱり中身の薄いアイドルオヤジじゃねーかよ、ということにもなってしまいます。



まあ、メリー喜多川の人脈をいかして大物を呼んできて、『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ)みたいに、育ちや家族、友人の話なんかをすることになるのではないでしょうか。最初からヨイショ番組。あー、なにかオトナの事情から見ればたいへんうまくできた企画です。視聴ターゲットがズレていますけれども。



とはいえ、です。ただあたりさわりのない話を転がすだけにしても、木村拓哉個人にとっては、中居正広(43)のスキルに太刀打ちできるレベなのか、という高いハードルが待ち構えているわけです。厳しいでしょうね。中居正広のトークスキルはすでに定評の域ですから。



大物相手に、マジすか? ホントすか? そーれいきなりヤバいっすね!! の連発なんてことだけにはならないようお願いしたいものです。



さて、『リアルライブ』が伝えるこの一連の流れの通りでいきますと、もうSMAPはほとんど過去の存在です。SMAPの5人が元のサヤに収まるなどということは、いまとなっては奇跡です。そしてその奇跡の鍵を握っているのは、ここでもやはりメリー喜多川でしょう。89歳ですから。



不在であることで世の中を動かす人もいるわけです。あー、そういえば「メリー喜多川呪殺団」なんていう物騒なものが結成されたという噂も聞きました。でも、放っておけばいずれ死にます。



SMAPファンは、いまはあまりケバ立つことはしないで、さすがSMAPだ、ファンもみんな素晴しい!! といわれるエンディングに向けて、粛々と準備をしていくべきではないでしょうか。



「SMAP」という名前を葬るのはたいへん残念です。しかし「SMAP」にふさわしい最後の演出は、これまでの経緯を見れば、ジャニーズ事務所やメリーにはまったく期待できないのです。最初からSMAPなどなかった、といいだされても、私はちっとも驚きません。



「SMAP」の最期は、いまやファンの手に委ねられています。ファンのみなさんによる感動のしめくくりを期待しております。(了)






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