みなさまご無沙汰いたしておりました。謝罪文評論家、ゴメンネ一筆です。あれは、そう、6月8日、ファンキー加藤の“ポジティブ謝罪文”以来のお目汚しです。よろしくお願いいたします。
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今回は元グラビアアイドル、滝沢乃南(30)でございます。「元」というのは一昨日、7月1日をもちまして唐突に引退されたからです。というわけでさっそく、世知辛くも雑、そして結局エロいという物件です。
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滝沢乃南というのは、2002年に16歳でデビューし、「2003年、高校2年生17歳の時に1st DVD発表。清純なお嬢様ルックスとバスト95センチのIカップボディーを売りに活動を展開し、人気を博す」(Wikipedia)という人だそうです。
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2005年には『ウォーターボーイズ 2005夏』(フジテレビ)で女優デビューを果したもののいまいちパッとせず、2011年に芸能活動を休止、2013年再開、そして2015年グラビア卒業を宣言し、「奇跡の復活にして、滝沢乃南の記念碑的ラストDVD!」と銘打った『ありがとね』を発表、だそうです。まあ、出たり入ったり系の人らしいです。
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で、今回の謝罪文は、なんとそのラストDVD!『ありがとね』に、いるはずのない裸の男が映り込んでいたことへのお詫びです。たしかに確認してみると、滝沢乃南が水着でつかっているバスの奥のステンレス製パーテイションに映り込んでいます。
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あー、映り込んでいるのは、申しわけのないいいかたになりますが、地獄から這い出てきたような中年デブです。あー、しゃがんでハンディ構えてます。肉のたわみの下にチンチンも確認できます。
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モデルが水着でカメラマンが全裸。うむ。で、映像のほうはいわゆるカメラ目線AVっていうんですか、おっと逆か、あなた目線AVで、肝心のところがフレームアウトしているというヤツですね。
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それでもって、画面下で、フレームアウトしているところでなにが行われているかといえば、手コキとフェラチオではないか、と疑われているわけです。うーむ。だとすると、よくカメラマンの出っ張った裸の腹が映らなかったものだと思います。
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そんなこんなの一連の流れまでを含めると、この『ありがとね』、そこらのAVよりもヤラシーです。「ただ見せればいいってものじゃございません」とおっしゃる村西とおる監督のお言葉を思い出します。しかし残念ながらもうすでにAmazonやDMMの棚からは消えております。チンチン映像でソッコー廃盤です。ありがとね。
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では、2016年7月1日夜に滝沢乃南本人の公式ブログに掲載された謝罪文です。まずは以下、全文をご紹介しておきます。
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皆様へ
この度はお騒がせし、日頃から応援してくださる皆様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
去年の12月に発売をしました私、滝沢乃南のDVD『ありがとね』の映像に全裸のようなカメラマンが映っているという問題ですが、このブログで正直にお話し致します。
私は、2011年に一度芸能界から引退し、その後入籍を致しました。
入籍を致しました相手が今回カメラマンをしていただいた方です。
自分勝手ながら去年、30歳になる記念として滝沢乃南としての最後の作品を撮ってほしいと彼にお願いし制作してもらいました。
今回、沢山の皆様を驚かせてしまい本当に申し訳ありませんでした。
グラビアの世界は、このような事が絶対あってはならないのに、私1人のせいで沢山の皆様のグラビアに対するイメージを損ねてしまったこと裏切ってしまった事を深く反省しています。
今回このような事を招いてしまいグラビアアイドルDVDのイメージを悪くしてしまい、グラビアアイドルの皆様、沢山の事務所の皆様、関係者各位の皆様、グラビアが大好きな皆様、いつも滝沢乃南を応援して頂いてる皆様に多大なるご迷惑をおかけした事本当に申し訳ありませんでした。
そして私事ですが、今日をもちまして滝沢乃南引退も発表させて頂きます。
どのように責任をとるべきか考えに考えた答えです。
沢山の皆様、本当に申し訳ありませんでした。
滝沢乃南
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行間がバラバラなのは実際に掲載されている通りです。行間もそうですが、文章、内容ともにずいぶんバラバラで、はしょったやっつけ仕事の感じがあからさまです。それが読む者に不快感を与えます。もっとはっきりいわせていただければ、「責任をとって引退するのだからそれでいいでしょ!」という気持ちが見えていますよ、ということです。たいしたことないのに(後述)。
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具体的にいうと、冒頭の「この度はお騒がせし、」からはしょっています。なにごとがあって「お騒がせし」になっているのか、「この度」とはなにか、読むほうのアタマにわざわざ負担をかける書き方です。メンドくさい。
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滝沢乃南が「この度」という言葉で片付けようとしたのは、とりあえずは、撮影中にカメラマンが全裸でモデルの前に現れるというモラルに反する行動があったこと、なおかつあろうことかソイツのチンチンが編集後のDVDにも映り込んでいたこと、これによって『ありがとね』が販売不可能となり、メーカー、流通、販売その他に多大な損失を与えたこと、だと思います。
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これらを明確に書かないので、謝罪文にはよくあることですけれども、事件・事故の核心部分、事実関係にはふれないでただ謝るという、なんとも要領を得ない文章になってしまうわけです。
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しかし滝沢乃南としては、そこのところにふれてしまうと実際に全裸のカメラマンが現場にいたことを認めたことになり、そうするとソイツはいったいなんのために全裸でそこにいたのか、という話になるのでまずい、と考えたのでしょう。
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で、ここで、トボケればよかったわけですよ。その前の撮影でカメラマンがフロに落ちてズブ濡れになってしまったので、とか、心霊写真だとか、いい張ればよかったのです。
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あー、はい。わかりました。カメラマンと1対1のモデル撮影でカメラマンが全裸だということになれば、そりゃやってると考えるのが業界の常識、だそうです。そんなのトボケても笑われるだけでこのあともっとやりずらくなる、と通りがかりの知り合いがいっております。
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そうか、こりゃとーぜんやってるな、と疑われるというので「入籍を致しました相手が今回カメラマンをしていただいた方です」という突然の告白になったわけですね。入籍自体もまだ公表していなかったのに。結婚おめでとう!!
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それにしても「入籍を致しました相手が今回カメラマンをしていただいた方です」とはとても奇妙な文章です。自分の夫を捕まえて「今回カメラマンをしていただいた方です」。ただしくは「今回のカマラマンです」おっと間違いた「今回のカメラマンです」(by 荒木経惟)でいいのですが。
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なぜにここで無理矢理ていねい語を差し込まなければならなかったのでしょう。しかも「今回カメラマンをしていただいた方です」というギクシャクしたいいまわしで。どうしてもていねいにいいたいいのであれば「今回の撮影を担当していただいた方です」でいいはずなのです。
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「カメラマンをする」。いやいや、なんだかヤラシー妄想が膨らんで困りますな。「カメラマン」とは撮影以外のいろいろなこともする仕事なのだ、とか。それも職権を振り回してあれこれエラそうに注文を付けて、とか。
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もとい。この謝罪文は、つまり夫である上村知之のために書かれたものなのでしょう。自分は今回「奇跡の復活にして、滝沢乃南の記念碑的ラストDVD!」なのですから、もう引退を考えていたのです。別に、カメラマンが全裸で映り込んでいる、とワーワー騒がれても痛くも痒くもありません。謝罪文で公表された、“責任を取って引退”なんて、ちょうど渡りに船みたいなものです。
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しかし、夫のほう、モデルに手を出すカメラマン、あるいはDVD監督という評判になると、モデル事務所、芸能事務所から敬遠されるのは目に見えています。夫の仕事が減ってはいけない、仕事が減れば夫の会社(グラビアDVDメーカー &制作会社 株式会社GUILD)もやっていけなくなる、今回の失敗で多額の損害金も予想される……。
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とはいえ夫の名前はすでにパッケージにプリントされています。全裸男は私ですといっているようなものです。そこで、いきなり実は夫婦でしたとカムアウトしたというわけでしょう。モデル滝沢乃南の立場からみれば、DVDに映り込んだなんだかヤラシー感じの全裸男が夫であろうとなかろうと、あまり関係のない話です。
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結婚してたのかー、とがっかりするファンと、カメラマンとやっちゃうヤツだったのかー、とがっかりするファンを天秤にかけて、家庭の内職みたいな貧乏臭い仕事をやりやがって、とゲンナリするファンを引いて、結局どっちに転んでもプラスマイナスゼロなのではないでしょうか。
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それにしても、この滝沢乃南のブログのタイトルが《不器用で身勝手なdiary -courting- 〜株・FX 大人の投資もやってます〜》です。ピッタリです。
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さらにもうひとこと、プロフィール欄に書いてあるスリーサイズ、「95cm/59cm/85cm」なのですけれども、これ、Wikipediaに載っている2007年時点の数字とまったく同じです。ミリ単位ででも変化があったほうがリアルだったと思います。もうすでに過去のことなのに、いろいろ細かくてすみませんのう。(了)
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マジで売れていません!! 右のカラム分もよろしく!! お腹すいたー
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