2016年7月1日金曜日

レプロと縁切り能年玲奈。生ゴミ先生やれんのか?



昨日、2016年6月30日をもって能年玲奈とレプロエンタテインメントの契約が満了した。これで能年玲奈は自由に芸能活動ができる、のかできないのか? どうなのだろう? ちまたで噂されている通り干されてしまうのだろうか?



なにいってんのよ、そんな“干す”なんてことしたら営業妨害、職業選択の自由の剥奪、人権侵害じゃないのよ!! と“生ゴミ先生”こと演出家の滝沢充子(52)がどこかで息巻いているような気がする。私自身は蒸し暑くてたまらないので少し陰干ししてほしい。



滝沢充子がいっているだろうことは世間的な感覚からいえば正論である。しかし芸能界には“非常識”が多い。正論が異端視されることもある。たとえば事務所と所属タレントとの契約が満了したとしても、それから一定期間は“お礼奉公”をしなければいけない、などである。



“お礼奉公”など、商習慣といえば聞こえはいいが、自分の利益を最大にすることしか考えていない置屋のやり手ババアみたいないいぐさである。男でいえば強欲な角兵衛獅子の親方みたいなものである。どちらにしろ封建社会の匂いがフンプンである。



あ、角兵衛獅子というのは越後獅子ともいって、子どもが演じる獅子舞の大道芸である。それがはじまった江戸時代には、身売りや人さらいなど、子どもの悲惨な境遇とあわせて語られることが多かったのである。もちろんいまではそんなことはまったくない。



で、何かの拍子で封建時代に舞い戻ったタイムトラベラー、滝沢充子が、営業妨害!! 職業選択の自由の剥奪!! 人権侵害!! と喚き立てたところで、岡っ引きを呼ばれるのが関の山である。あ、岡っ引きというのは江戸時代の警察機構の末端である。



つまり滝沢充子という人、そういう日本芸能界の体質、土壌についてよく理解していないのではないか、といいたいのである。能年玲奈などという新人をサポートしていくには、とりあえずそこのところを熟知していることがだいいちに大切だと思うのだが。



えっと、Wikipediaでわかる範囲で滝沢充子の経歴を見ると次の通りである。

1986年 桐朋学園芸術短期大学演劇科(1968年開設)18期卒業
     商業演劇の演出助手
1999年 ハリウッド映画「SHOGUN COP」にプロデューサーとして参画
2001年 劇団「the Misfits」を立ち上げる
2003年 「日本演劇にあった独自の演技指導・メンテナンス法『Jメソッド』」を提唱
2005年 映画『オペレッタ狸御殿』(鈴木清順監督)で振付を担当
「表現者の為の、表現者個人に適した表現方法・魅力開発・メンテナンスを個別指導している」
「さらには、それを一般的に噛み砕き、男女の魅力開発にまで引き上げ男女の出会いセミナーもおこなっている」



冒頭の「1986年」は、1968年開設の学科の18期卒業生ということから割り出した年である。ちょうど30年前である。これでいくと滝沢充子、今年50歳ということになるが、ホームページによると52歳である。どうでもいいことである。



それはそうとして、2001年の「the Misfits」である。アメリカのハードコアパンクバンドと同名である。1999年には富士急ハイランドでマリリン・マンソンと共演もしている。うむ。2001年の滝沢充子37歳は、けっこうとんがっていたのに違いない。



それもいいとして、つまり、やはり滝沢充子は日本の芸能界には詳しくないのである。もうひとこといわせていただければ「表現者」という言葉に憧れて半生を費やした人だろうと思うのである。意地悪ないいかたに聞こえたら申しわけないけれども。



さて、日本芸能界には詳しくない、ハリウッドは少し齧ったことがある、そういう人の“正論”と、バーニングプロダクション傘下レプロエンタテインメントの仕事の流儀とが噛み合ないのはあたりまえである。



たとえば、滝沢充子は2015年1月に能年玲奈とともに「株式会社三毛andカリントウ」を立ち上げている。能年玲奈が描いた絵などを販売するためのものという説明で、その販売にあたっても能年玲奈という名前は使わずに行うということであった。それの名義が「menme」であろう。



まあ、能年玲奈=滝沢充子サイドとしては、これで十分にレプロエンタテイメントとの契約内容に配慮したつもりなのであろう。しかし複数のプロダクションとの契約、在籍というのは、まったくのご法度である。もしレプロエンタテイメントとのあいだの契約書に明文化されていないとすれば、それは業界の常識、暗黙の商習慣というものだからである。



しかも、この「株式会社三毛andカリントウ」の設立は、レプロエンタテイメントに無断で行われているのである。しかも、しかーも、登記簿を見ると、「事業目的13」に「 芸能プロダクションの経営」と記載されているのである。あ、「事業目的5」は「タレント、俳優、歌手、奏者、作曲家、作詞家、編曲家の養成およびそのマネージメントに関する業務」である。これでは完全にアウトである。



良い悪い、正しい正しくない、の問題ではなくて、これでは必ずすぐ目の前に氷山が現れて正面衝突しますよ、というようなことなのである。ではとりあえず舵を切って、氷山を回避してから予定の航路に戻りましょう、というのが判断というものである。



その配慮、分別が足りないのである。滝沢充子、能力開発トレーナー、“生ゴミ先生”としてはいいのかもしれないけれども、芸能マネージャーとしては素人である。戦略も戦術もない。



ああ、滝沢充子、ハードコアパンクとでもいえばいいのか。別名オレ流。「株式会社三毛andカリントウ」の事務所は、滝沢充子の夫が関係する「株式会社インククアンク ザ・ミスフィッツ」と同居しているらしいし。



えっと、このあたりの滝沢充子の雰囲気にご興味のある方は、ホームページ「滝沢充子(生ゴミ先生)|inkAnkh 株式会社インクアンク」をご覧いただければ、と思うのである。Wikipediaの情報もおおかたそこからきている。ただし「こおーんな時代に風穴を開けてやるのよお」という幻の雄叫び、もとい雌叫びが耳について離れなくなっても責任はもてない。



で、めでたく契約満了になった能年玲奈の今後である。本題である。そもそも2014年頃から関係がギクシャクしはじめていたレプロエンタテインメントとしては、面白いわけがないのである。



なにしろ2013年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で人気沸騰!! そしてようやくNHKのハードな撮影スケジュールと長時間の拘束、安いギャラからも開放されて、いざこれから投資を回収!! というときに、スネられてしまったのである。同じ目に遭わせてやろうか? いざこれからというときにスネてやろうか? となっても、心情的には不思議はないのである。私だけか?



そこでさかんに喧伝されているのが、小泉今日子(50)待望論である。ここのところ、ニュースサイト『おたぽる』(2016年6月20日配信 )はこう解説している。少し長いけれどもご紹介しておこう。



《能年が現在所属している芸能事務所はレプロエンタテインメントだが、それを統括している大手芸能事務所・バーニングプロダクションに小泉は長年在籍し、昨年、個人事務所・明後日を設立。良くも悪くも“芸能界のドン”と呼ばれている、バーニングの代表取締役社長・周防郁雄に対して、小泉は、芸能人で唯一、正面から物を申せるといわれているだけに、能年が芸能界で生き延びるには、小泉の事務所に移籍するしか方法はないともささやかれている。

「デビュー時からバーニングに所属していた小泉に対してだけは、周防も『甘い』というウワサがあるのですが、今年2月4日、小泉の50歳の誕生日を記念して発売されたカルチャー誌『MEKURU』VOL.07(Gambit)で、これまで決してマスコミの前に登場することがなかったにもかかわらず、6ページにも及ぶロングインタビューに周防が応じていることでも、小泉への溺愛ぶりが窺い知れます。そして、その小泉が溺愛しているのが、能年。『あまちゃん』で共演していた時も『実の母娘みたい』と評判でしたが、ドラマ終了後も2人の“母娘関係”は続き、自分のことを『ママ』と呼び慕う能年を、小泉が実の娘のように可愛がっている様子は、2人のブログなどで度々、見て取れます。それだけに、能年ファンから、小泉に救いの手を差し伸べて欲しいという要望は絶えないようです」(芸能関係者)》



うむ。小泉今日子にバーニングの周防郁雄(75)の了承を得るチカラがあるらしいのはわかるような気がする。しかし問題は小泉今日子が動くか、である。私は滝沢充子が現状のやり方を押し通そうとするかぎり、動かないと思う。



小泉今日子だけではなくて、たぶんテレビ局も敬遠するだろう。レプロエンタテイメントの圧力どうのこうのではなくて、滝沢充子がいつ“正論”、“ベキ論”をふりかざして横ヤリを入れてくるかわからないという危惧があるからだ。



ああ、はいはい。あなたのおっしゃっていることは間違ってはおりません。ただ、“正論”は世の中に掃いて捨てるほどあるのでございます。人それぞれに立場、それぞれに“正論”があるといってもおかしくはないくらいでございます。ですから、お互いに退くところは退く、出るところは出る、で、すりあってやっていかなければなりません。こすりあってではございませんよ(byナイスですね村西)。そんなところにご自分のご都合だけを押し通そうとすれば、これはもう先行きは見えているわけでございます。おお、風穴を開けられそうなのでございます。



能年玲奈自身が今後についてまったく語っていないので、推測するしかないのである。希望的な観測ということでいえば、『週刊文春』(2016年6月9日号)で、能年玲奈の母親が「引退はない」と断言し、さらに契約満了後の7月に新たな会社の立ち上も示唆したことがあげられている。



これは、であるから、つまり、滝沢充子および「株式会社三毛andカリントウ」とは一定の距離をおいてくれるのではないか、という希望である。きわめて楽観的な希望である。歯切れが悪くてすまんのう。



あと、7月15日の『金曜ロードショー』(日本テレビ)で能年玲奈の出演映画『ホットロード』が放送されることも、楽観的な見方に根拠を与えているらしい。あまり関係がないような気がするのだが。



結局のところ、当面の活動として固まっているのは、女優業ではなくて、絵や洋服などの物販で、である。ネット通販を主な事業にしている大手電機メーカー子会社がすでに『nounenrena.com』のドメインを取得していて、準備がすすんでいるらしい。



よりによって能年玲奈が契約満了となる前日の6月29日には、2017年4月からのNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の制作発表が行われ、ヒロインを有村架純(23)が演じることが伝えられたのである。うむ。であるならば「ひよっこ」の母さんの娘時代の役を能年玲奈にやってもらえないものであろうか。そんなところから、また少しずつ頑張っていく姿を見たいのである。(了)


なんでもいいから。どうせ買うなら。↓↓ここからお願い!! 
マジで売れていません!! 右のカラム分もよろしく!! お腹すいたー



ソニーストア 

WOWOW ソニーストア

 
 

 ソニーストア

 
HP Directplus -HP公式オンラインストア- 

 サントリーウエルネスオンライン

ソニーストア 
ソニーストア 

 

ブックオフオンライン 


WOWOW








0 件のコメント:

コメントを投稿