腑に落ちません。乙武洋匡(40)夫妻が離婚協議中だというお話、なにかおかしく感じませんか? そんな人さまの家庭の事情などどうでもいいとおっしゃいますか? はい、その通りです。どうでもいいのですけれども、ただ私はウソをつかれるのは大嫌いなのです。
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『女性セブン』のデジタル版である『NEWSポストセブン』(2016年6月22日配信)によると、夫妻はすでに別居中とのことです。
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《「6月上旬のことです。乙武さんの妻の仁美さんがこう切り出したそうです。“疲れました。もう今の状況は耐えられません。別々に暮らしましょう”──乙武さんはショックを受けて、別居はしたくないと伝えましたが、彼女の意志は固かった。“彼女のためにも、もうそれしかないのか…”と、家を出たんです」(乙武夫妻の知人)》
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そうなんです川崎さん。古いのう。まるで見てきたような……、といういいかたがありますけれども、どういうわけだか物語仕立てで顛末を語る「乙武夫妻の知人」がいらっしゃるわけです。冒頭のこの部分だけで、私にはうさん臭い感じがします。私だけ?
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でもって、“疲れました。もう今の状況は耐えられません。別々に暮らしましょう”にいたる経緯について、『NEWSポストセブン』は次のように詳しーく解説しています。詳しいので若干長くなりますが、この長さもまたポイントなのでご紹介します。
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《3月末に不倫が報じられて以降、仕事を抑えてきた乙武さんは外出を極力控え、一日中自宅で過ごすようになった。
「それまでは週の半分以上、家を空けていた乙武さんが24時間自宅に“謹慎”するようになり、仁美さんにかかる負担が目に見えて重くなったんです。3人の子供の世話と家事に加えて、夫の風呂、トイレ、着替えなどで気の休まる時間がまったくない状況でした。彼女は最初のほうこそ気丈に頑張っていましたが、みるみるうちに疲労がたまり、表情が暗くなって塞ぎがちになりました。夫婦間もギスギスし始めて、会話が少なくなりました」(前出・知人)
夫と常に一緒に過ごすことで、精神的なストレスも増していった。健常者でも、それまで仕事をしていた夫が定年後、ずっと自宅にいるようになったり、単身赴任だった夫が家族と同居するようになったことで、それまで良好だった夫婦の関係が目に見えて悪化することがよくある。ましてや乙武家の場合、夫の介助という物理的な負担も加わり、仁美さんの受けるストレスは極限に達した。
「不倫騒動後に公の場でした“再出発宣言”は相当な覚悟をもって口にしたものでした。しかし、その彼女でも夫が常に家にいることが相当大変だったのでしょう。この夫婦はもう長男が生まれてからですから8年もの間、“半別居”生活でバランスをとっていたんです。そこへ急に夫が毎日いる生活になった。
頭で理解していても体力的にも精神的にももう無理だった。ピンと張り詰めていた緊張の糸がある時、限界に達してぷつりと切れてしまった。そして“離婚”という2文字が頭に浮かんだようです。乙武さんの不倫に薄々は気づきながらも、その状況に助けられてきたと感じていた部分もあったでしょう。彼女には、どんなに頑張っても、別居という選択肢しか残っていなかったんでしょうね」(前出・知人)
そして冒頭のように6月上旬、仁美さんが夫に最後通牒を突きつけたのだった。もちろん、乙武さんは抵抗した。しかし、仁美さんの頑なな態度に乙武さんも覚悟を決めるしかなかった》
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ふうん。まあ定年退職夫や単身赴任夫の一般的な話までもち出してネチネチと。「頭で理解していても体力的にも精神的にももう無理だった。ピンと張り詰めていた緊張の糸がある時、限界に達してぷつりと切れてしまった」。物語トークも絶好調!!
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さて、少々書きづらいことから書きます。3人のお子さんは、この記事にもあるとおり、いま8歳、5歳、1歳です。「3人の子供の世話と家事に加えて、夫の風呂、トイレ、着替えなどで気の休まる時間がまったくない状況でした」というのはよくわかります。
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でも、「3人の子供の世話と家事」という表現は、少々大きく見せようとし過ぎの観がありますね。人のことをいえないネチネチ野郎の私です。
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そのうえで申し上げますが、四六時中手が離せないのは、1歳のお嬢さんだけではないのかなあ、と思ってしまうわけです。上の8歳と5歳のお兄ちゃんたちは、もうだいたい自分たちのことは自分たちでできる年齢です。2人で助け合うこともできます。簡単なお手伝いもできるでしょう。
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乙武洋匡にしても「風呂、トイレ、着替え」以外はべったりと傍に付いていなければならない状態ではありません。小学校の教諭として勤務していたくらいなのですから。
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こういうことを推察で申し上げてはたいへん無礼だとは重々、承知しております。たしかに妻の肉体的、精神的負担はとても大きかったのだろうと思います。
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しかし、それまでのほぼ母子4人暮らしに乙武洋匡が加わるとどうなるのかを予想できなかったのか、そして“再出発宣言”までしたものが、わずか2ヵ月半ほどで破綻してしまうものなのか、という疑問がどうしてもわいてしまうのです。
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えっと、例の不倫スキャンダルの第1報を報じた『週刊新潮』が発売されたのが3月24日、ホームページに夫妻揃っての謝罪文を発表したのが同日、で、妻に“疲れました。もう今の状況は耐えられません。別々に暮らしましょう”と切り出されたのが、この記事によると「6月上旬」です。この間3ヵ月もなくて、だいたい2ヵ月半。後述しますが、もっと短い可能性もあります。
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はっきり申し上げますと、今回、離婚協議にいたった理由を、ひとえに介助、家事労働の過重負担からくる妻の精神的、肉体的限界に押し付けたがっているという、ある種の“作為”をこの記事から感じてしまうわけです。なんだか難しいいい回しですみません。
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いちばんの疑問は、妻はなぜ、誰か他の人の手を借りようとしなかったのか? です。子どもたちの世話と乙武洋匡の介助でたいへんだというのであれば、ホームヘルパーや介護士に来てもらうという方法があります。誰もが考えることだと思います。
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また、『トピックニュース』(2016年6月26日配信)は「乙武氏はすでに自宅を離れ、母やスタッフの助けを得て、自身の事務所で生活しているという」と伝えています。であれば、なぜ妻が離婚を考えなければならないほど疲労困憊するまで誰も手を差し伸べなかったのでしょうか? ということです。「母やスタッフ」はなにをしていたのでしょう?
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15年間の結婚生活(うち8年間は“半別居”by『NEWSポストセブン』)で乙武洋匡との暮らしについては十二分に承知しているはずの妻が、とうぜん予想された過重な負担を切り抜ける方法を考えもせず、無策のまま、ただただ1人で疲れ果ててしまったというのでしょうか?
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「今日に至るまで二人でしっかり話し合った結果、3人の子どもたちのためにも、あらためて夫婦ともに歩んでいくことを強く決心致しました。」と4月22日の謝罪文に書いた妻の「相当な覚悟」(『NEWSポストセブン』)は、そんなに軽いものではなかったと私は思います。
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なにより、5人の女との不倫スキャンダルで大ダメージを負った乙武洋匡にとって、さらに離婚となれば、念願の政治家への道はさらに遥かに遠くなります。それは妻も承知しているはずです。その、いってみれば夫にトドメを刺す行為を、家庭での仕事が重い、“疲れました。もう今の状況は耐えられません。別々に暮らしましょう”といってできるものなのでしょうか?
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6月26日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)で、古市憲寿(31)が乙武洋匡には5月に会った、と報告していました。で、「だいぶなんか落ち込んでて、心配はしてたんですけど」とは、そのときのようすです。
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ですから離婚あるいは別居の話が出たのは「6月上旬のことです」(『NEWSポストセブン』)ではなくて、もっと早かった可能性があります。そうだとすると、乙武洋匡としては、古市憲寿に会う前に妻に対してすでにさまざまに説得を試みたけれども諒解してもらえなかったのだろう、という推察がなりたちます。「だいぶなんか落ち込んで」いた、と古市憲寿にもわかるくらいに。
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乙武洋匡としては自分のキャリアにトドメを刺されかねない事態なわけですから、必死だったでしょう。とうぜん、理由が“疲れました”ということなら、それを回避する提案もなされたはずです。ホームヘルパーや介護士、母などの手も借りようと。問題は解決できたはずです。いまの乙武洋匡であれば何人でも雇えるはずです。
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しかしそれでも妻の決意は変わらなかったのは、理由は“疲れました”だけではないということです。夫、乙武洋匡に対する気持、人としての信頼が失われたということです。なにがあったのかはわかりません。しかし夫のキャリアにトドメを刺すかもしれない行為です。今度こそ、どうしても許せないなにかがあったのです。
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『日刊サイゾー』(2016年6月24日配信)は、《「公になっていない浮気相手がまだまだいて、パーティーにも出席していた“親友”の元カノや、奥さんの友人にまで手を出していた」と編集者》と伝えています。
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さて、それでは『NEWSポストセブン』の次の記述をあなたはどう読むでしょう? 先ほど長々と引用した“疲れました。もう今の状況は耐えられません。別々に暮らしましょう”にいたる経緯の説明の前段の文章です。
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《「先天性四肢切断」という重度の障害を抱えている乙武さんの私生活が苦労の連続であることは説明するまでもない。そして、乙武さんの生活全般の介助を担ってきたのが仁美さんだ。しかも、そこに子供たちの世話も加わることになる。夫婦を知る関係者が言う。
「乙武さんは夜10時を過ぎたら家に帰らず、住み込みのボランティアスタッフが世話をする事務所などに泊まるようになりました。忙しい子育てを終え、3人の子供を寝かせつけた仁美さんがゆっくりと時間を過ごせるための配慮でした」
週末に自宅に帰るが、平日は事務所に寝泊まりすることが増えていった。前出の関係者が語る。
「仁美さんは乙武さんに見え隠れする女性の存在に、気づかないふりを続けていたはずです。乙武さんが家に帰らず、外にいる誰かに世話をされていることで、むしろ夫婦関係のバランスが保たれていたことは否定できません」》
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乙武洋匡とその妻の結婚生活は、乙武洋匡の不倫があったからこそ維持できたといいたいわけなのでしょうか? まったく奇態ないいぐさです。それほどまでして今回の離婚問題について、乙武洋匡には責任がないことにしたいのでしょうか。
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乙武洋匡については、電通の現役社員が岩上安身(56)の単独インタビューに答えて「実は、舛添さんの後釜を、乙武さんにしようとしていたのです。うちの会社が考えていたんだと思います。自民党と一緒になって考えていた。参議院にまず、乙武さんを出させて、2020年には......というシナリオを書いていました」という話をしています(岩上安身のインターネット報道メディア「IWJ」2016年5月26日付)。
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もちろんこれは乙武洋匡の不倫スキャンダルや舛添要一の政治資金スキャンダルが出る前の話です。ですが、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には乙武洋匡を東京都知事に、そして「パラスポーツ」でひと稼ぎ、という電通のシナリオはいま現在も完全に消滅したわけではないようです。
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舛添要一の後任となる都知事の任期は2020年7月30日までです。東京オリンピックの開催期間は2020年7月24日~8月9日、 東京パラリンピックの開催期間は2020年8月25日~9月6日。乙武洋匡、次の次でも、ギリギリセーフ!!
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6月25日放送の『胸いっぱいサミット』(関西テレビ)で、東国原英夫(58)が「関係者からの話」で、乙武洋匡夫妻の別居を「2~3週間前」から知っていたことを明かしています。理由は、「妻が、家事、子育てに加えて乙武氏の介護で、いっぱいいっぱいになったかららしい」とのこと。
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それに先立つ6月23日、『ノンストップ』(フジテレビ)でも、「あすの週刊誌に出ちゃうから、うのちゃんには話しておきたい」とLINEで連絡が来たことを神田うの(41)が告白しています。原因については「これまで週の半分しか家にいなかった彼が7日間毎日家にいる生活になり、窮屈に感じた奥様が別居を切り出した」。
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乙武洋匡やる気マンマンじゃないですか。4月5日のパーティ、例の参議院議員選挙へ向けた決起集会になるはずだった『40歳の誕生日を祝う会』に出席していたとはいえ、神田うのにまで根回しするとは。ああ、それにしてもあのパーティで「世の中のために必要な人間です」と庇ってくれた妻の気持ちを、いま乙武洋匡はどう受け止めているのでしょうか。
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しかし、そんな感慨にふけってはいられないのです。「“親友”の元カノや、奥さんの友人」にまで手を出していたことがバレれば、キャリアにトドメどころではなく、社会的生命まで完全に絶たれてしまいます。街で出くわせば逃げ出す女も出てきます。きっと。いまのところはまだ支持している電通も完全に手を引くでしょう。
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そんなわけで離婚も痛手ですけれども、すべてをバラされるよりはマシ、ということで、電通ともども“悪いのはボクじゃないキャンペーン”実施中です。これからも“妻が負担に耐えられず”という手前勝手な理屈がじゃんじゃん垂れ流されます。電通がらみですから。第二第三の『NEWSポストセブン』が出てくるかもしれません。
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それではあまりにも妻が……、というか。あれですよ。もうなにがなんでも、どんなに慰留されようとも、奥さん!! 乙武洋匡とは絶対に離婚すべきだと私は思います。ここで我慢をしても、またなにかの原因をなすり付けられたりしてロクなことにはなりません。
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気をつけなければならないのは、奥さん!! 奥さん自身のスキャンダルをでっちあげられないともかぎらないということです。しかし奥さん!! 世間がどう振り回されようとも、奥さん!! 私はしっかり見ております。
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離婚の際は、とうぜん慰謝料、養育費はガッツリもらいましょう。まあ、われわれ一般人の場合の百倍はもらってもいいのではないでしょうか。奥さん!! 後ろのケツもちのデカさを考えれば安いもんですよ、ねえ、奥さん!! (byもんた)
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可愛くて頼もしい2人の息子さんたち、そしてまだほんとうに小さな娘さんという、なにより心強い味方がいらっしゃるではないですか。乙武洋匡なんかキッパリ捨てましょう。そして前に進みましょう。
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今回はあまり笑えなかったので、最後に『とくダネ!』(「フジテレビ」2016年6月23日放送)での小倉智昭(69)のノホホン発言で締めくくりたいと思います。「複雑ですよね。『報道したためにこういうことになってしまったのかな』って思うとね」。ジャーナリスト感覚ゼロ。(了)
なんでもいいから。どうせ買うなら。↓↓ここからお願い!!
マジで売れていません!! 右のカラム分もよろしく!! お腹すいたー
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