2015年9月28日月曜日
誰にも平等な「がん」の脅威。中居正広にも、つんく♂にも
芸能界に、がんが猛威を振るっている。川島なお美(9月24日、胆管がん、享年54歳)、黒木奈々(9月19日、胃がん、享年32)、今井雅之(5月28日、大腸がん、享年54歳)、今いくよ(5月28日、胃がん、享年67)と、つい最近、惜しくも亡くなられた方々の顔が次々に思い浮かぶのである。
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さらに2014年10月に喉頭がんで声帯を全摘出していたつんく♂(46)、今年、2015年9月に乳癌で右乳房を全摘出した北斗晶(48)のニュースは、いまだ記憶に新しいのである。
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今度はご存命で、がんを克服した方々、闘病中の方々を数えようとすると、ピーコ(70)、樹木希林(72)、山田邦子(55)、市村正親(66)、林家木久扇(77)、坂本龍一(63)、麻木久仁子(52)、宮迫博之(45)、原千晶(41)、桑田圭祐(59)、中村紘子(71)、藤子不二雄A(81)、鳥越俊太郎(75)、渡哲也(73)、大村崑(83)……と、本当に枚挙にいとまがなくなるのである。※氏名はすべて順不同。
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しかも最近はがんに対する世間一般の関心の度合いが、ますます高まっているのである。とくに芸能界においては、一種トレンドの様相さえ呈しているのである。梅宮アンナ(43)のように、父親(辰夫77)が42年前にがんに罹ったことがあるので、私も検診にいかなければ、とただそれだけのことをブログに仰々しく発表する輩も出てくる始末である。
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がんは日本人の死亡原因の第1位を独走しているのである。全死亡原因に対する割合は30%に達しているのである。第2位の心疾患の約2倍である。であるから、いつもなんだかんだで芸能ニュースに取り上げられていてもおかしくはないのである。
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で、思うのは、がんはそこそこ平等であるということである。いま現在がんと闘っていらっしゃる方は、冗談ではない!! とお怒りになるかもしれない。わずかだが遺伝要因も認められている。しかしながら脅威であるという点において、まだ十分に平等だと思うのである。
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人間、誰でもいつかは死ぬ。この最終地点でみな完全に平等になるといえるのかもしれないが、しかし死に方はいろいろである。そしてせっかく平等になってもすでに死んでいては意味がないのである。その点、がんはもっと平等な感じがするのである。そう、あくまで“感じ”である。
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しかしこの平等な“感じ”が、激しい格差社会、タチの悪い進化論的社会に生きる私たちの心を、かなり落ち着かせているのだろうと思うのである。成金のくせにいい気で調子に乗りやがって、でもがんはこわいんだよー、というわけである。
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そこでまたまたふと思うのは、もしSMAPの誰かががんに罹ったら、ということである。縁起でもない話でたいへん恐縮である。SMAPが成金でいやらしいヤツらというわけでもないのである。しかしSMAPは4人組であるので、単純な計算上では、必ずいつか1人はがんに罹るのである。
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なぜこんなことを考えてしまったかといえば、SMAPの今後が気になっていたからである。香取慎吾(38)を除いた全員が40代になったいま、脱アイドルに向けて模索中なのだろうと思うのだが、具体的な道筋はまったく見えないのである。たぶん本人たちにも見えていないであろう。
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黙っていれば自然にオヤジ臭くなってアイドルでもなくなるさ、という簡単な問題ではないのである。大事なファンを逃がしてはならないのである。しかも担当マネージャーの飯島女史ともども独立か、という噂がどこからともなく、あちこちから立ち上っているのである。のんびりしてはいられないのである。
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そこで、SMAPの誰か1人ががんに罹ったと想定してみるのである。すると万人に平等な“感じ”の脅威からSMAPといえども自由ではなかった、ということになるのである。SMAPもまた私たちと同じ人間であるということになるのである。アイドルSMAPの人間宣言である。
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つまりここ、メンバーのがんを起点にして、SMAPのリセット、リスタートが図れるような気がするのである。その後、石原プロみたいになるのかドリフターズみたいになるのかは知らないが。
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SMAPほどの大物である。これから先も大物であり続けるためには、やはり一種の天恵、天の采配が下る必要があるだろうと思うのである。そしてそんなふうに考えてくると、最近、中居正広(43)がしきりにサインを出しているような気がしてしまって、しかたがないのである。もちろん、ただのバカげた妄想である。妄言多謝。(了)
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