2015年9月27日日曜日

大野智には軽蔑を。ジャニー喜多川には「恥知らず!!」の罵声を





最初に、これまでの経緯を整理しておこう。



●9月11日:国分太一(41)が結婚を発表
●9月12日:ジャニー喜多川(83)が太一の結婚に関連して以下のコメントをする
「(国分太一の結婚は)当たり前だと思いますよ。よかったと思います」
「(所属タレントは)遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来、子どもも必要だしね。人として当然のことです」
●9月17日:写真週刊誌『フライデー』(講談社)が翌日発売号で大野智(嵐)の同棲を報道するとネット上に予告
●9月18日:『フライデー』発売
ツーショット写真、大野智(34)のコメント「自分、何も言えないっす」などを掲載
●9月19日: 宮城スタジアムで開幕した「ARASHI BLAST in Miyagi」の開演前に大野智が会見
「写真に載っていた方は友人の1人。同棲という事実は一切なく、お付き合いしてもいません」
「僕の軽率な行動でファンの皆さまを悲しい気持ちにさせてしまったことを反省し、もうしわけない気持ちでいっぱいです」
「誤解を生む行動をとってしまったことを反省していまして、もう会うことも一切ございません。本当にお騒がせしてすみませんでした」
※大野智の相手として報道された夏目鈴(24)は9月27日現在、消息不明である


HMVジャパン


大野智の同棲報道、そしてすべてを投げ出した感じの平謝りのあと、ファンの反応はさまざまである。智を「裏切り者」扱いする者、鈴の金目当て、売名目的でのトラップを主張する者、なかには鈴の親戚の家にまで押しかけたファンまでいたのである。



しかし智の謝罪にあった「もう会うことも一切ございません」という発言については、違和感を抱いたファンも多いようなのである。「友人の1人ならもう一切会わないなんておかしい」「女性に対して冷たすぎる」「バレたとたん手のひらを返したようで、人としてどうか」などとという声も上がったのである。当然である。



さらにネット上では、智デザインのTシャツに描かれているパグが鈴の愛犬に似ているという疑惑が持ち上がったのをきっかけに、智と鈴の痕跡探しがヒートしているらしいのである。



また一方で、鈴のほうには関東連合とつながりがあり、ギャンブル依存症で多額の借金(一説に2500万円)を負っていた。今回の件でジャニーズから大金を受け取り、アメリカに逃げた。などネガティブキャンペーンともとれる情報の氾濫があるのである。


ブックオフオンライン


しかしここで気になるのは、わずか1週間前の自分の言葉をひるがえすという大失態を演じたジャニー喜多川への批判がまったく見られないことである。智34歳である。内閣府によれば、日本人男性の初婚年齢の平均は30.5歳である(2010年)。ジャニー喜多川がいう、遠慮なく結婚すべき適齢期である。



この話題についてはジャニーズのマイナス案件なので、こちらも最初からテレビなどには期待していないのである。しかし紙媒体やネット上も静かなのである。そこでひとつ、ここできちんと批判しておかなければと思うわけである。



ジャニー喜多川は、長期にわたる交際の末に結婚を認めざるを得なくなった太一のときにはさも理解がありそうなことを喋っておいて、それが事務所の大黒柱である嵐の智にもおよんだとたん、同棲の事実そのものを潰しにかかったのである。そしてきっと智はきつくきつく、泣くほどお仕置きをされたのである。



もう1度ジャニー喜多川の発言を見てみよう。「(国分太一の結婚は)当たり前だと思いますよ。よかったと思います」「(所属タレントは)遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです。将来、子どもも必要だしね。人として当然のことです」。



つまりジャニー喜多川には、“適齢期になったら結婚し、子どもをつくるのは人として当然のこと”であるという、ごくあたりまえの認識はあるのである。それが、アイドルである以上、恋愛や結婚は慎むべきだ、という理屈に傾いて見えるのは、ひとえに商売上の都合からである。


HP Directplus -HP公式オンラインストア-


本人の智がそれで納得しているならいいではないか、という反論が聞こえてきそうである。であるがしかし、そもそも小学生のころから事務所内での競争を勝ち抜くことをエサに、そのように躾けられてきたのである。もちろんようやく売れてからも芸能人としての殺生与奪権はジャニー喜多川が握っているのである。で、恋愛や結婚の自由を妨げるとなれば、これは完全なパワハラである。



さらに今回、改めて問題だと感じたのは、ジャニーズのファン対応のまずさである。同棲報道が出ただけで、その相手の親戚の家にまで押し掛けるというのは、やはり尋常ではないのである。タレントに「裏切り者」という言葉を投げつけるのも、タレントとファンの関係としては、やはりいささか不健康である。



とくに嵐はARASHICと呼ばれる熱狂的なファンがいることで有名である。これまでにもロケ地跡に大挙して乗り込んだり、路上で土下座をしたり、いろいろと物議をかもしてきているのである。それらにほおかむりをし続けるのは、逆に宣伝になると考えて意図的に放置しているのだと疑われても仕方がないのである。




なんのためのファンクラブなのだ、ということである。ファンを健全な方向へ導くことも、タレントと所属事務所の、企業としての社会的な責任だろうと思うのである。



しかしジャニーズ、ジャニー喜多川は金のためにはそんな社会的な責任もモラルも人としての権利もいとも簡単に踏みにじってしまうのである。恥ずかしげもなく前言をひるがえしてまで。結局それは、アイドルに憧れる少女たちを食いものにしているのである。金としか見ていないのである。そしてタレントはただの商品なのである。



今回の嵐、智の同棲報道の一件では、男として人としての意志のかけらも示せなかった智も、ほとほと情けないのである。しかしその前にまず、ジャニーズとジャニー喜多川の、かつての角兵衛獅子(子ども中心の大道芸)の元締めをさえ彷彿とさせる前近代的なやり方こそが、まずは責められるべきなのである。それにしてもたとえが古くて申し訳ないのである。(了)


サントリーウエルネスオンライン






0 件のコメント:

コメントを投稿