2019年7月4日木曜日

パンサー尾形の絶叫に見る、男の本音と弱さ



のっけから恐縮だけれども、いわゆる強壮・絶倫つまりあっち方面がつおい男に男が抱く危機感、恐怖は、考えてみればたいへんなものなのである。女にはわからないと思うが。



もしある国がそこの国民男子は圧倒的に性的能力に優れるということを敵国の国民に刷り込めれば無条件降伏を勝ち取れるかもしれない。いや逆にヒステリックに総力を挙げて袋叩きか。



「男」といえども動物の雄であり、結局は子孫を残すことが本能のめざすところなので、そりゃライバルの動向にはたいへん敏感になる。つまり男は男の下半身に無頓着ではいられない。ん? なにかおかしいことを書いているかなあ。



もとい。ともかくそういう男の心理を赤裸々にさらけ出してしまったのがコイツだ。↓





◆『リアルライブ』2019年7月3日配信
【パンサー尾形の「格闘家は性欲の塊」がパワーワードすぎる? 妻を巡る“嫉妬心検証”企画に賛否】

《 7月2日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)において、パンサーの尾形貴弘の異常すぎる妻への嫉妬が取り上げられ、話題となっている。なお、ロンドンブーツ1号2号の田村亮の闇営業問題を受けて、「この番組は6月2日に収録したものです」とテロップ対応がなされた。



パンサーの尾形といえば、よく言えば一本気、悪く言えばおバカな芸人として知られ、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でのドッキリ企画の常連である。先日の同番組の放送では、「後輩にめちゃくちゃキレたあと不機嫌な顔を見せづらい先輩の前でおちゃらけを演じなきゃいけない状況 地獄説」のターゲットともなった。この企画では、同期芸人で友人でもある、こりゃめでてーなの伊藤こう大が、実は尾形の妻と浮気をしたとドッキリで告白すると、「ふざけんなよ」と尾形がマジギレする場面も。しかし、後輩にも先輩にも真摯な態度で向き合う尾形に「尊敬する」と好感度アップの声も見受けられた。それだけに今回の企画にも注目が集まった。

 

番組では、3か月前に続き、尾形の嫉妬心を試す企画の第二弾が放送された。前回の放送では、路上でナンパされLINE交換をする妻に、自宅で激怒し口論になる場面などが放送され、また、写真集を持つなど格闘家の武尊のファンらしい妻に「ただのヤンキー」「めちゃくちゃ悪い人」と暴言を吐く場面も。あまりの嫉妬と暴言パワハラぶりに、SNSでは非難が殺到するも、スタジオの尾形は「これはストレートな僕の愛なんですよ」と力説し、笑いを誘っていた。



今回の放送では、先輩の品川庄司の品川祐宅で行われるホームパーティーに武尊が合流するところから始まる。冒頭に尾形は、きちっと前回の不義理を謝罪するも、徐々に武尊に敵意をむき出しに。ステーキを1キロ食うという武尊に、尾形は「どんぶり9杯食う」と対抗していく。更に、武尊に近づかないよう妻を説得する場面では「格闘家は性欲の塊」という誹謗中傷ともとれる発言も飛び出し、これには「尾形、中学生かよ」「端的に言ってキモい」「性欲の塊(笑)パワーワードすぎる」といった、あきれ気味の非難が殺到した。



さらにスタジオでは、武尊と尾形の直接対決も実現するも、尾形は軽くいなされ案の定ボコボコに。散々であったと言えるだろう。ネット上では「自分は浮気しといて奥さんに嫉妬ってワガママすぎるわ」「これ笑いにしているけどマジホラじゃね」といった声が聞かれた。ただ、一部の女性ユーザーからは「これくらい嫉妬されるほど愛されたい」といった少数意見も聞かれた。やはり、唯一無二の個性を発揮する尾形はこれからもしぶとく活躍して行きそうだ。》





「格闘家は性欲の塊」。腕力、性的能力ともにとても太刀打ちできない、と思われるライバルが妻の眼前に出現して恐慌をきたした男の悲鳴である。うむ。気持はよくわかる。



そういえば以前に読んだSF短篇小説に、妻が職場のサルと恋仲になり(その社会ではサルの知能も人間と同等まで発達している)、離婚を決意して家を出ていくその日、サルがホンダのシビックに乗って妻を迎えに現れる、というものがあった。



誰が書いたかは忘れた。書かれたのはたぶん日本経済が絶好調で『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(1979、エズラ・ヴォーゲル)なんつってた時期だと思う。



経済進出めざましい日本、そして日本人に対する恐怖がこのSF短篇ではあからさまに描かれていて、それはそれでなかなか強靭な精神だなあ、という感想をもったのを覚えている。クライマックスの部分、サルが小さなホンダのシビックに乗ってやってくるところがいかにも当時のアメリカ人の心中やるかたない気分を反映しているけれども、強くなければこんなふうには直視できないだろう。



経済でコテンパンにやられるということは、妻を寝取られると同じくらいの屈辱と絶望をあじあわされるということなのだな。かくしてカネの神話がまた顔を出してくる。カネは権力であり、性的能力をも補強するらしい。



きれいな女優さんたちがこぞって社長好きというのもこう考えれば腑に落ちるというものではないか。なあ。整形顔にはアブク銭が似合っている。



SF短篇に戻る。創作としては例の映画『猿の惑星』(1968)の焼き直しだ。こちらはフランスの小説家ピエール・ブール(享年81)による同名のSF(1963)が原作で、作者自身、サルは日本人がモデルだと公言している。いまなら日本人はサル扱いかよということでたいそうな物議を醸すだろう。



そしてそう、それから50年、だーれも日本人を怖がらなくなった。もしかすると惑星地球の征服者になるかもしれないと恐れられたのに、いまでは歯牙にもかけられない。ときが過ぎるのは速いものでござる。



そうすると欧米や日本でこのところずうっと人気のゾンビたちは、そんな大衆の深層心理的には、いったい誰のカリカチュアなのだろう? どう思う? これはいくらなんでも、……。あれ? こんなことを書こうと思っていたのではないんだけどなあ。ヘンだなあ。(了)




 † TBS佐々木卓社長が3日の定例会見で、反社会的勢力とつながりがある出演者だけでなく「反社会的勢力の活動を助けることになってしまう出演者」に関しても、番組出演はあってはならないとする見解を示した。マジか






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