2019年6月30日日曜日

横浜アリーナで覚醒しちゃったBABYMETALに、まだある!!



昨日は収穫が多い1日だった。まずは遅ればせ「EXIT」という漫才コンビを知ったこと。2017年12月の結成でお笑い第7世代、ネオ渋谷系漫才といわれているらしい。チャラいふりをしているのだけれども実はたいへん根は真面目というひねったキャラクターが効いている。



実際に、りんたろー。(33)は老人ホームで介護、兼近大樹(28)はベビーシッターをアルバイトにしていて、さらに兼近大樹のほうはホームレス経験があるほどの苦労人。トークではこの地味で堅実な地がバレないよう必死にチャラけるところがひとつの見どころ。漫才のネタも、こういういい方はなんだけれども、明朗だししっかりしている。自虐風なところも突き抜けているので98点(by上沼恵美子)。



おもしろいのは、若者言葉の多用とこねくり回した発語でかなり聞き取りにくいはずの2人のやりとりがそれほど苦にならずに聞けてしまうところだ。ああ見えてかなりトレーニングは積んでいるのだろう、と思う。もっといろいろ見たい。



昨日の収穫の紹介は、2番目になったけれども私にとってはコレが最大。↓





◆『デイリースポーツ』2019年6月29日配信
【ベビメタ 2人体制で初のワンマン “3人目”は元モー娘。鞘師】

《 女性2人組メタルダンスユニット・BABYMETALが28日、横浜アリーナで2夜連開催のワンマンライブの初日公演を行った。

2017年12月から公演を欠席していたメンバーのYUIMETALが昨年10月に脱退し、正式に2人体制となって初のワンマン公演。しかし、ステージには“3人のBABYMETAL”がいた。
 
オープニングからキレッキレのダンスで、集まった1万5000人のファンを驚かせたサポートダンサーの正体は、元モーニング娘。の鞘師里保(21)だった。

約2年半ぶりの3人体制という思わぬサプライズに観客もヒートアップ。ただ、会場でサポートダンサーについてのインフォメーションはまったくなかったため、観客はステージやモニターに目をこらすばかりだった。

実は、センターでボーカルのSU-METAL(中元すず香=21)と鞘師は同じアクターズスクール広島の出身。同世代であり、「ダンスの鞘師、歌の中元」とも称されたライバルだった。小学生の頃からお互いを高め合い、方やモー娘。として、方やさくら学院-BABYMETALとして腕を磨いてきた2人が、時を経て意外な形で合体した。

モー娘。卒業後は海外留学するなどしていた鞘師は、今年3月のハロー!プロジェクトのイベントに3年3カ月ぶりに登場していた。それ以来、約3カ月ぶりのステージだったが、BABYMETALの2人に勝るとも劣らぬパフォーマンス。違和感なく溶け合った3人は、この日配信開始となった新曲「PA PA YA!! (feat.F.HERO)」など全14曲を披露した。

この日はBABYMETALの3枚目のアルバムが10月11日に発売されることも発表された。サポートメンバーは、必ずしも登場するわけではないとあって、会場のファンにとっては貴重な一夜となった。 》





2017年12月にYUIMETALを欠いて以来のいろいろな試行錯誤を経て、やはりBABYMETALは3人体制でなければならないという認識がファンのあいだに浸透し、とうぜん運営もそう考えるはずだと思われる状況があった。



それはコレオグラフに整合性をもたらすとともにステージ上にシンメトリーの超越性、聖性というようなものを表す。個々人の技量以前の問題である。たとえばSU-METAL(21)を中心に左右で踊るひときわ小さなMOAMETAL(19)とYUIMETAL(20)は、アメリカやヨーロッパでは神秘的な双児という見方がされた時期があった。



2014年、いまや伝説となったイギリスのフェフおっと間違いた(by荒木経惟)フェス、ソニスフィア(SONISPHERE)のステージに立って4万人とも5万人ともいわれる聴衆を圧倒したき、2人はまだ14歳、SU-METALは16歳だったのだ。そういういわれ方をするのはわかるような気がする。



スタンリー・キューブリックの『シャイニング』にも「一緒に遊ぼう」と呼びかける双子が出てくる。3人体制はオカルトに通じるところが多いヘビーメタルという音楽洋式にもよくはまっていたのである。



したがって今年のツアー初日となった横浜アリーナでの焦点のひとつはYUIMETALのいたポジションに誰が立っているのか、だった。そしてたいしたたまげた。そこに、ねえ、ウワサの鞘師里保(21)だもの。



2015年、17歳でモーニング娘。を離れて無期限休養状態に入ったときにはハロー! プロジェクトはいったいなにをしてくれてんねん!! あの才能を潰す気か!! と怨嗟の声が渦巻いたほどの逸材である。たしかに今回の横浜アリーナでのパフォーマンスはしばしばMOAMETALを凌駕するほどの素晴しさだった。



これで、こんな感じでいけばBABYMETALはまだまだ大きくなるだろうけれども、気になることが3つある。ひとつは新曲がどれもあまりロックっぽくないこと、もうひとつはバンドのメンバーが全員マスクをかぶったままであること、そして最後はYUIMETALのいたポジションを担うのはサポートメンバーで、鞘師里保のほかにあと2人いるというメンドくさいフォーマットになっていること。



鞘師里保を正式メンバーとして固定したほうがいいでしょ。ファンも感情移入がしやすいし、スキル的にはいうまでもなくまったく問題ない。イメージ的にも少しお姉さんになったBABYMETALに脱皮できる。と思うのだけれども。



サポートメンバー3人のうち、2人目は昨日の横浜アリーナ2日目に早々に登場した。なんと14歳の藤平華乃、BABYMETALを生んだ「さくら学院」の生徒会長だそうである。うむ。もし万一、運営がまだベビーメタルに“少女”を求めようとしているのならそれは大きな勘違いといわざるを得ない。もうすでに少女の日々は過ぎ去ったのだ。それは宝もののように永遠に大切にしまわれておくべきだ。



これが鞘師里保のスケジュールの都合とか、あるいはコレオグラフの激しさから1人だと不安があるから、というならわかる。鞘師里保も13歳のときに右坐骨神経痛を発症しているし。



でもそれならサポートメンバーは鞘師里保と藤平華乃の2人でいいんじゃない? ということにもなろうかと思われるのであるけれども、みなさん。やっぱ14歳では20歳を過ぎたお姉さんたちとアメリカやヨーロッパのツアーに帯同していくには非力な感じがする。



というか、ここからが肝心なのだ。まだ発表されていない3人目のサポートメンバーというのはもしやのYUIMETALその人ではないのか? もしやもしやのこの希望的すぎる予測の通りであったとするならば、YUIMETALの体調面での不安を誰かがカバーしてやらなければならない。で、3人と。



SU-METALを中心にMOAMETALとYUIMETAL、そして鞘師里保と藤平華乃。こう並べてみると、ひとり年齢の低い、藤平華乃がチームのアイドル的な存在として入ることで、かえって全員の団結力は高まるような気がする。ま、そんなことまでお考えではござんせんでしょうけど。



とにかく、BABYMETALがDarksideのトンネルを抜け、ヘンなかぶりものからも解放されてツインテール(SU-METALはシングルか)が見られたのはまことに慶賀にたえない。西の国からのニュースを待とう。



「EXIT」「BABYMETAL」ときて最後は純和風。NHKの時代劇『雲霧仁左衛門2』だ。総合テレビで29日の夕方に放映していたのをたまたま見た。元々はNHK BSプレミアム「BS時代劇」で放送された時代劇シリーズで、 池波正太郎(享年67)の生誕90周年を機に制作されたものらしい。つまり再放送ね。



ときどき鈴木清順(享年93)を思わせるカットが入っていたりもして、往年のATG映画を観ているような雰囲気もある。主演の中井貴一(57)のほか國村隼(63)、手塚とおる(57)、内山理名(37)、佐野史郎(64)、イッセー尾形(67)などなど役者も揃っている。やっぱりしっかりつくられた時代劇はええのう。と思ったでごわす。

楽しみが3つも増えた土曜日。よかよか。(了)




 † 3週間に4泊の堀尾正明(64)、オールナイトで10回以上の西川貴教(48)、10分で完了の原田龍二(48)。いずれも甲乙つけがたい。






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