2019年1月17日木曜日

なにを考えているのか。DVに寛容な男たち



純烈・友井雄亮(38)の今後について、マスコミには将来的に芸能界への復帰を認めてもいいのではないか、という意見がいち早く、しかも多く出されていて驚いている。ワタクシはそれはとんでもない話だと思う。



一方的に暴力で傷つけられた被害者がいる。その方々の心身両面の傷が完全に癒えない限り、 友井雄亮は人の目、世間の目を忍んでひっそり生きていかなければならない。とワタクシは思う。その声や姿、話題で2度と再び被害者が脅えたり辛い記憶を蘇らせたりすることがないように。でもって、いまのところ被害者側から「赦す」という声はまったく聞こえていない。



友井雄亮の芸能界への復帰を容認する派には、ワタクシの知った範囲で杉村太蔵(39)、東国原英夫(61)、橋下徹(49)、伊藤輝夫(テリー伊藤・69)、古市憲寿(34)、そして立川志らく(55)がいた(順不同・敬称略)。



これらの衆の意見はおよそ(↓)のようなものであろう。





◆『キャリコネニュース』2019年1月15日配信
【立川志らく、純烈・友井に「引退が正しいのか」と疑問 「謹慎後、歌って稼いで被害者に返す。でも今の時代それも許されないか」】

《 ムード歌謡グループ・純烈の友井雄亮さん(38)が恋人へのDVを報じられて芸能界を引退したことを受け、落語家の立川志らくさんは1月14日、ツイッターで「引退が正しいのか」と疑問を呈した。

「やった事は卑劣、許されない。でも引退が正しいのか。だってこの後なんらかの仕事に就く。例えば事務員。DVの人が事務員をやっていいの?芸能界が駄目なのに普通の仕事は許されるの?何か変だ。反省してればいいのかな」

芸能界を引退しても、何らかの仕事には就くはず。刑事事件になれば別だが、一般企業では恋人への暴力が原因で仕事を解雇されることは通常ない。立川さんは、普通の仕事なら許されるのに、なぜ芸能界ではダメなのかと疑問に感じているようだ。

さらに芸能界とスキャンダルについて、こうツイートした。

「芸能界って本来はどうしようもねぇ連中の吹き溜まり。女ったらし、博打打ち、大酒飲み、自分勝手。でも素晴らしい芸を持っていた。(中略)友井さんは卑劣。でも謹慎して数年の後歌って稼いで被害者に返す。でも今の時代それも許されないか」

「良い悪いは別としてクスリで逮捕されても復活して活躍している芸能人は沢山いる。普通の仕事の世界ではあり得ない。こんな考えもある、DVを働いた魚屋は魚屋を辞めないといけないのか。常連の信頼は失うが謹慎して反省してまた魚屋に戻ったっていいよね。芝浜なんかそんな噺だよ」

芸能界では、女性問題やお金のトラブルとは別に"芸"を評価される場所。完全に芸能界を引退するのではなく、復帰して働いて、慰謝料を支払ったり、使い込んでしまった恋人のお金を返済したりした方がよいと考えているのだろう。

 〜 略 〜

一方、「テレビに映らないことが被害者の方の幸せに繋がるのではないかと思います」「芸があるから復帰して稼いで返せば許されるとは私は思いません」と友井さんの引退は当然だと考える人もいるようだ。》





ここで立川志らくが呈している疑問に答えよう。



◆ DVの人が事務員をやっていいの?芸能界が駄目なのに普通の仕事は許されるの?
 ——事務員をやっていいし、普通の仕事は許される。人前に顔をさらす仕事はしてはいけない

◆ 芸能界って本来はどうしようもねぇ連中の吹き溜まり〜 でも素晴らしい芸を持っていた
 ——あまりにもむかしのお話。いまは交友関係に暴力団員が紛れ込んでいても許されない時代

◆ 良い悪いは別としてクスリで逮捕されても復活して活躍している芸能人は沢山いる
 ——良い悪いは別としてクスリの使用に直接的な被害者はいない

◆  DVを働いた魚屋は魚屋を辞めないといけないのか
 ——やるならこれまでの店はたたみ、どこか別の町へでも行って開業するべき



最後に「復帰して働いて、慰謝料を支払ったり、使い込んでしまった恋人のお金を返済したりした方がよいと考えているのだろう」と地の文は語っている。つまりせっかく名前が売れてきた芸能界での仕事を続けたほうが早くたくさん稼げて効率的だろう、といいたいわけだ。



しかしこれは被害者への賠償が効率的に行えるその反面で、加害者の金銭的贖罪も効率的にすむ、ということである。カネだけですべてが元通りになるのならそれもいい考えかもしれない。ところが実際にはカネだけではいえない傷がある、取り返せない時間がある。経済的効率などより、どんなに苦労してでも人前に立つ芸能界以外の場所で無名の一人として働いて償いをするのが肝心だろう。



ワタクシとこれら芸能界への復帰を容認する派の、たぶん皆の衆とのあいだの食い違いはどういうことであろう? どこかで大きな感覚の差があるようだ。



うむ。たぶん皆の衆、暴力というものを知らないのだ。実際に激しくやられたこともやったこともないだろう。家庭に暴力が入ってくる怖さを考えたことがあるだのろうか?



あ、元“暴力ディレクター”伊藤輝夫の場合だけは暴力に親しみ過ぎて逆に鈍感になってしまったのだろう。しかも一方的にやるほうだったし。



伊藤輝夫のほかの方々はアンチ暴力の世間で育ってきたので暴力がわかっていない。子どもがパンチ一発で悪さをしなくなる、その裏側にある残酷さをわかっていない。わかっていないから体罰などもできるわけだ。



暴力はなくさなければいけない。しかしなくしてしまったので暴力の怖さが学べなくなっているジレンマがある。こんな奇妙に寛容な人間ばかりになっては、被害者はやりきれない。対応を考えるべきだろう。



コーヒーはおかわりできるが、人生はおかわりできないんだぞ!!(by清水大敬)。(了)




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