2019年1月13日日曜日

「梨園の妻」と較べられるフツーの主婦の身にもなってみろ!!



先回りするような気配りやもてなし、それから妙にへりくだった応接を受けると途端に居心地が悪くなる。貧乏性かつほんとうに貧乏でさらにまた気が弱いのである。傍から見ればそんなワタクシは小物感丸出しなのでまったく重きをおかれず、なので女にも決定的にモテない。しかし内心ではここぞとばかりエラそーにふんぞり返るお調子者よりは数等倍マシだと諒解している。



そんなワタクシが以前から気にかかっていたのが「梨園の妻」という存在だ。いわゆる“内助の功”のお手本みたいにいわれ褒めそやされているけれども、果してほんとうにそうなのであろうか。見てみよう。↓





◆『NEWSポストセブン』2019年1月12日配信
【前田愛の献身妻ぶりに絶賛の声 料理店で夫を立てる目撃情報も】

《 6日に第1話が放送され、好評を博しているNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』。大河ドラマ主演という大役を務めるのは、歌舞伎役者の中村勘九郎(37才)だ。父の故中村勘三郎さん(享年57)も『元禄繚乱』(1999年)で主演しており、父子2代で大河の主演を務める。

今年は、足の速さは誰にも負けない主人公同様、そして干支の猪のごとく勢いよく駆け抜け、活躍を見せてくれそうだ。そんな勘九郎を支え、“デキた妻”と評されるのが前田愛(35才)だ。

1月9日に配信されたNEWSポストセブンの記事「NHK大河主演、中村勘九郎を支えるデキすぎ妻・前田愛」では、夫不在でもしっかりと梨園の妻を務める様子を伝えた。

歌舞伎の名門『中村屋』と『成駒屋』は、大晦日に都内の老舗蕎麦店で過ごすのが50年以上続く恒例行事だが、昨年は、勘九郎は『紅白歌合戦』の審査員など多忙のため不在。この日は、勘九郎の弟・中村七之助(35才)、勘三郎さんの夫人・好江さん(59才)、姉で女優の波乃久里子(73才)、中村芝翫(53才)の母である雅子さん(82才)らで過ごしたという。

毎年、芝翫の妻・三田寛子(52才)が雅子さんをエスコートするのが恒例だったが、この日は不在の中村芝翫夫妻に代わって、前田が高齢の雅子さんをサポート。夫不在の中、前田は7才と5才の息子の面倒を見ながら、“梨園の妻”の務めをしっかりと果たしていたと、常連客の証言が紹介されている。また、歌舞伎関係者も前田について「デキすぎた妻だと評判です」と証言している。

この記事に、ネットでも前田を絶賛する声が相次いでいる。

「子役のときから芸能界で活躍されてたのに、結婚を機に表舞台には出てこない。元芸能人で、ここまで完璧に“梨園の妻”に徹する方も珍しい。本当に立派だと思う」

「大河は色々な方が主演されてますけど、勘九郎さんの奥様は本物の内助の功。旦那様の人気を利用してまで世に出てこようとされる奥様もいる中で、控え目で献身的で素晴らしい。でも奥様も才能のある女優さんとして復活される時を期待してしまう」

「妻としても大変だが、梨園の後継ぎの母はもっと大変そう。(略)結婚前に実母を亡くし、大変な努力をされたと思いますが、謙虚な姿勢を持ち続けているところに好感が持てました。歌舞伎座のロビー等でお見掛けしてもずば抜けて綺麗だし、奥さまのお陰で勘九郎さんの男振りも上がると思います」

また、前田の献身は勘九郎の愛があってこそ、とのコメントも少なくない。

「一方的に奥さんだけが尽くしてるように書いてるけど、裏ではちゃんと旦那さんもフォローしてるんだと思うよ じゃなきゃ長くは続かないし それぞれの立場で頑張ってるだけだと思うけどな」

「昔は童顔で幼いイメージしかなかったけど、結婚後色気が出てきてびっくり。幸せなんだろうね。大変な世界に飛び込みながらも愚痴を溢さないのはすごい」

そんな前田のかいがいしい妻ぶりを示すこんな目撃情報もある。

「都内の肉料理店に行ったときのことなんですが、隣のテーブルで勘九郎さん一家が食事をしていたんです。個室ではなく、一般客に混じって周りを気にせず普通に食事をしていたので驚きました。その時、勘九郎さんはテーブルの奥に座っていて、前田さんは勘九郎さんと向かい合った通路側に座っていました。“女性は奥じゃないの?”と一瞬、思ったんですが、その後、前田さんがメニューを勘九郎さん優先にしていて、子供の世話をしながら夫も立てて料理を取り分けていたりする様子を見て、これが“梨園の妻”なのか、と妙に納得したのを覚えています」(店の常連客)

10代の頃から8年の交際を実らせて結婚したふたり。歌舞伎役者にしては珍しい一途な勘九郎。「今後も浮気しないで愛さんを大切にしてほしい」との声も多々あり、そのまま真っすぐ道を駆け抜けるのかもしれない。》





文中「旦那様の人気を利用してまで世に出てこようとされる奥様もいる中で」と記されているのはいわずと知れた藤原紀香(47)のことであろう。ノリノリノリカ、こんなところでも活躍している。



1月9日に配信された【NHK大河主演、中村勘九郎を支えるデキすぎ妻・前田愛】の内容もほとんどこの記事と同様である。この記事のほうに漏れているのは「結婚直後から贔屓客の名前を覚え」て務めを果たしたということくらい。わずか中2日でのヨイショ記事の重複連投とは、『NEWSポストセブン』、こちらが気恥ずかしくなるくらいの「梨園の妻」前田愛(35)愛である。



大河ドラマがらみとはいえ、みなさんそんなに「梨園の妻」がお好きなのであろうか。好きなら好きでそのこと自体はけっこうだけれども「梨園の妻」と一般の、たとえばあなたの妻や恋人を同列に引き較べて不満をかこつなどはもってのほかの愚行だと心得ていただきたい。とワタクシは思う。



ワタクシは気が付いたのである。「梨園の妻」とはその夫が役者であるのと同様にれっきとしたひとつの職能であり人気商売なのである。内助、すなわち家庭にいる妻の仕事ではない。



「梨園の妻」は、まず歌舞伎界の細々としたしきたりや数多くの演目を覚え、舞台衣装・着物を管理し、贔屓筋と付き合い、挨拶や礼状を欠かさず、ときにはチケットを売りに走る。



もちろん家族の面倒も見る。とりわけ跡継ぎを産み育てるのは最も重要な役割とされる。それでいてなおかつ役者の妻としての華やかさも求められる。髪の毛を振り乱していてはいけないのだ。そらま、たいへんでんがな。



こうなると、歌舞伎役者は夫婦2人で活動しているユニットと考えるべきであろう。たとえば「かつみ♥さゆり」や「宮川大助・花子」と同じように。かつみだけでも、また宮川大助だけでもなかなかギャラはもらえないけれども夫婦セットであれば営業が成立し対価が発生する。繰り返しになるが、これすなわち「梨園の妻」の働きは「内助の功」ではまったくないということなのである。



対していわゆるほんものの内助、主婦労働はビタ一文対価の発生しない無償労働、徹底したシャドウワークである。経済指標に現れることもない。「梨園の妻」の仕事とはまったくの別物。したがって、やたら「梨園の妻」を持ち出してもっと献身的に仕えろ、夫を立てろ大切にしろ、などと要求するのはとんでもない勘違いなのである。頭のなかで考えてもいけない。あなたが不幸になるだけだ。



いやいや梨園の妻はそうした主婦労働もこなしたうえで梨園ならではの仕事も担っている、立派な主婦のお手本ではないか、と反論されるかもしれない。しかしそんなあなたは家事労働の底なし沼のような恐ろしさを知らないのだ。



掘ればどこまでも際限なく深く掘り進んでしまうのが主婦労働である。それは未来永劫に続くかと思われる地味な作業の繰り返しであり、しかもその連続性こそがカナメのキツい仕事である。



そして家庭Aには家庭Aの、家庭Bには家庭Bのやり方というものがある。いちがいに主婦労働の軽重を議論するわけにはいかない。もちろん専業主婦と有職主婦を比較してあれこれいうのも浅薄というものであろう。




「梨園の妻」は“良妻”イメージを含めてのプロのパフォーマンスなのである。主婦業とはよく似てはいるけれども一緒にしてはいけない。そして奥さま!! ワタクシはいつでもあなたの味方である。(了)



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