国際NGO「国境なき記者団」が発表した2017年の「報道の自由度ランキング」で、日本は対象180の国・地域のうち72位(前年同)であった。先進主要国7ヵ国中ではもちろん最下位だ。前後、71位にはハンガリー、73位には香港がつけている。ほぼ国家的な言論統制が行われているレベルである。
*
ちなみに1位から4位まではノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、北欧4ヵ国が占めている。つね日頃エクストリームな犯罪ニュースが連続花火で恥さらしなインドはそれでも136位。その陰に隠れてもっともっとワケのわからない暴挙がさかんに行われているのであろう。
*
日本が72位に甘んじているのは、まずベースとして皇室タブーが厳然として存在していること、これに近年は安倍晋三政権のメディア敵視の姿勢、圧力が加わっている。対するメディア側はこれに反発するどころか自己検閲と忖度、さらには供応までしてお応えしてしまっているのである。にっちもさっちもどうにもブルドッグ(byフォーリーブス)である。
*
*
*
◆『週刊文春』2017年9月14日号
【山尾志桜里(43) イケメン弁護士(9歳下)と「お泊まり禁断愛」】
◆『週刊文春』2017年9月21日号
【前原誠司民進党代表 北朝鮮美女のハニートラップ<疑惑>】
『週刊文春』が民進党を狙い撃ちしているらしい。政治家の不倫スキャンダルといえば路チューの中川郁子(58)から“重婚”ハワイウエディングの中川俊直(47)、一線は越えずに一戦を交える今井絵里子(33)と橋本健(37)などを血祭りに上げた『週刊新潮』が独走していた。
*
そんなところに“やっぱり文春砲はスゴいわ”、と唸らしめたのが山尾志桜里(43)のダブル不倫報道であった。なにがスゴいって、とくに山尾志桜里への路上直撃インタビュー映像である。たまらん。
*
これは9月3日の朝、つまり山尾志桜里が民進党幹事長に内定した2日の夜のふたりきりの祝宴あけの朝に撮られたものである。画面からムンと伝わる、ばっかり感のホッカホカ感につい、いやん!! と呟いてしまうほどの良品であった。R18、いやR30くらいには指定していただきたい危険物でもある。
*
山尾志桜里をハイスペックツンデレ痴熟女として世に送り出した『週刊文春』の功績は計り知れぬほど大きい。この映像によって“痴熟女”なるものが虚構のアダルトビデオやぼっちの妄想の世界からついに現実世界に降臨したのである。嗜好おっと間違いた(by荒木経惟)、思考は現実化する(byナポレオン・ヒル)、たまにはいいことをいうではないか。
*
しかしながら前原誠司代表のハニートラップ〈疑惑〉の記事のほうはかなりいかがわしい。観光地・妙香山を訪問した際の写真が掲載されているけれども、撮影時期は1999年6月3日である。なにをいまさら。
*
「親密に身体を寄せ合い、カメラに向かって微笑む当時37歳の前原氏と、北朝鮮美女の姿が写っている。中には、前原氏が女性の頬に後ろから手をまわして顔を引き寄せたり、身体を密着させて後ろから女性に下半身を押し付け、ジャレ合っているシーンもある」
本文にはこう書かれているけれども、そう見ようとすれば見えないこともない、という程度の写真である。しかもほんとうにハニートラップであるのなら、双方とも、観光地の白昼の屋外でそうした証拠となる写真を撮らせるはずがない。
*
『日刊サイゾー』(2017年9月15日配信)【文春の民進党・前原誠司“ハニートラップ疑惑”はガセだった!? 北朝鮮マニアから「そんなの普通だろ!」の総ツッコミ】には、このニュースに異議アリな北朝鮮訪問経験者の声がいくつも紹介されている。
*
「毎年のように訪朝している朝鮮籍ビジネスマンの男性は『さすがに立ちバックのポーズまではなかったけど、記念写真をする時、男女はくっつくものだよ』と証言する。
『黙っていても接待員の女性が腕を組んでくる。男性は女性の腰に手を回すよう、周囲の人に促されることもある』(同)」
*
こうなってしまうとこれは逆に『週刊文春』と自民党の「禁断愛」の疑いのほうが濃くなる。安倍晋三、支持率が下がっているタイミングで民進党に息を吹き返されてはたまらん!! と考えたのであろう。そしてその思惑はみごとに奏功したのである。
*
でもって、山尾志桜里にはまだまだ追撃の手が弛む気配はない。9月21日号では【山尾志桜里「禁断愛」の証拠とイケメン弁護士「婚約不履行」事件】とやっているし、『女性セブン』(9月28日号)もちゃっかり【山尾志桜里議員(43)・蓮舫議員(49)「三角関係」の火花】と乗っかってきた。
*
そういえば、応援するなら放っておいてやればいいものを小林よしのり(64)が「文春を叩き潰す」とかなんとかワケのわからぬセリフで息巻いているらしい。ふつうに考えて小林よしのりが『週刊文春』を叩き潰せるわけもなく、おそらくはわが身をもって文春砲ならびに世間の嘲笑を引き受けようという陽動作戦のつもりであろう。
*
健気である。どうしてこんなに健気なのかわからないくらい健気である。しかし、いくらひとり犠牲的精神を発揮して吹き上っていただいても、ひたすら状況の鎮静を待つ身としてはありがた迷惑なだけではないのか? そもそもだれも小林よしのりに興味などないのである。興味があるのは、ハイスペックツンデレ美熟女としての山尾志桜里なのである。
*
であるから、小林よしのりがどうしても注目を集めたいのなら『週刊文春』編集部に殴り込みをかけるか他人のふりをして自分の全裸パンツかぶり写真を送りつけるかくらいのことをしていただかないとムリであろう。ぜひ頑張っていただきたい。いや頑張らないでいただきたい。
(了)
OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース
【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!
CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆
0 件のコメント:
コメントを投稿