水原希子(28)はいつもネットで叩かれている印象がある。実際に叩かれているんだろうな、きっと。と思っていたら、その水原希子のツイートを取り上げた記事があった。↓
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◆『東スポWeb』2019年5月17日配信
【水原希子 ポルノ女優に間違えられ「男って心底うざいって思う瞬間」】
《モデルで女優の水原希子(28)が17日、ツイッターを更新し、海外でのとんだハプニングを明かした。
水原は「パリのUberの運転手に何の仕事してるの? って聞かれたから、女優の仕事してるよって言ったら、ポルノ? って聞かれた。あはは」と笑撃告白。
「男を一纏めにするつもりないけど、男って心底うざいって思う瞬間あるわ」とため息をついた。》
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ここで取り上げられている水原希子のツイートはこれで全文。最後の「ため息をついた」は記事製作者が勝手につけたオマケである。あのツイッターからどうしてそんなことがわかったんだか。
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これを読んだ私は恐ろしく慎重な文章だなー、やっぱりずいぶん叩かれてんなー、と思ったのである。だってパリのタクシーの中での運転手とのやりとりについて、水原希子は「心底うざい」とだけ非難しているのである。
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ただ「男」が登場しているので、水原希子は性的な意味で関心をもたれたことが「心底うざい」としているとわかるのである。ツイッターに書かれていたことはそれだけである。
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水原希子は「人を見てなに考えてんだあのスケベオヤジ」とか「女優の仕事はまだまだだけどポルノのとかバカにすんじゃねー」とか「だいたいこっちは疲れてんだから馴れ馴れしく話しかけてくるんじゃねー」とかいうことはおくびにも出していないのである。
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それはただただ「心底うざい」。カラスがカアカア鳴いても、Uberのエンジン音が耳についても「心底うざい」は「心底うざい」。それだけのこと。つまり、どこからも突っ込まれないように、突っ込まれる恐れのある表現はバッサリ切って刈り込んだ結果がこの文章だと私は思う。窮屈なこってす。
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だがしかし、この記事が配信された翌日、私は(↓)以下のニュースを発見したのである。そして“ネット空間”の“場の空気”にゲンナリした。
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◆『日刊スポーツ』2019年5月18日配信
【水原希子、ポルノ女優差別「そんな気持ち一切無い」】
《モデルで女優の水原希子(28)が、自身の発言がポルノ女優を差別しているとの批判を受け、反論した。
水原は17日、ツイッターで「パリのUberの運転手に何の仕事してるの?って聞かれたから、女優の仕事してるよって言ったら、ポルノ?って聞かれた。あはは。男を一纏めにするつもりないけど、男って心底うざいって思う瞬間あるわ」と、滞在中のフランスでの出来事をつづり、嫌悪感をあらわにした。
このツイートには同情する声や運転手に対する批判が相次いだが、一部から「ポルノ女優を軽視してんなあ」「職業差別じゃないか?」「ポルノ女優に謝ってください」などといった批判コメントも寄せられた。
反響の大きさに水原は「リプ欄がすごい事になってる」と驚き、差別だとの意見については「私はポルノという職業を差別してません。そんな気持ちは一切無いです。あのツイートはそう意味ではありません」と否定。「いきなり初対面の男性に、車の中の密室な空間で、いきなりポルノ?って聞かれるのは、普通に考えて怖いし、嫌です」と釈明した。
また、肌の露出が多い服を着ていて勘違いされたのでは、といった声には「パリは今寒いので、ニットの上にジャケットを着て、ロングパンツ履いてました。イベントや撮影などでは、肌を見せるファッションはしますよ。特に海外での普段着は行くエリアによって、気を付けています」と説明した。》
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改めるまでもないことだが、水原希子のツイートは「ポルノ女優を軽視」でも「職業差別」でもない。仮にこれがそんなことになるのなら、タクシー運転手がバカ話に乗ってこなかったと腹を立てる私も「タクシー運転手を軽視」「職業差別」になってしまう。「タクシー運転手に謝ってください」といわれればそれはそれで正しいかもしれぬが。
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こうした反応に水原希子はいちいち返事をしているのである。ヒマな人間にはいい遊び相手であろう。しかしもっとよくないのは、水原希子に対してこうしたマト外れな批判が寄せられる“ネット空間”の“場の空気”があることだ。水原希子は炎上する、水原希子は叩かれる、という共通の認識、そしてその尻馬に乗ってしまう、というヤツ。
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特定の個人がつねに叩かれ、炎上の標的になるのであれば、これはイジメである。そういえば水原希子は他の芸能人と少し肌合いが違う感じがする。自分たちとは異質な人間を見るといじめたくなる。大のオトナがそんなものなのか?
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そうして水原希子は「私はポルノという職業を差別してません。そんな気持ちは一切無いです」といわざるを得なくなってしまう。ほんとうはこころのなかで少しだけイヤだなあ〜、と思っていたとしても「私はポルノという職業を差別してません」とパキッといい切ってしまわなければならなくなる。もしかしたら少〜しはあるものを、まったくないものにしなければならなくなる。しかしこの問題のニュアンスを考えるほど“ネット空間”の“場の空気”は成熟していない。
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実際のところ、水原希子がどうかは知らないけれども、世間に「ポルノという職業」に対する蔑視はある。しかし水原希子は差別していないというし、差別だと水原希子を糾弾する側にしてもとうぜんそんな差別意識はもっていないという自覚であろうから、そうするとあくまで上辺だけだが「差別」はない、ということになる。ここからは消えて見えなくなってしまう。しかしそんなことで「差別」の問題は解決しない。
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ほんとうは「差別」のことなどマジメに考えてはいないんだろ。(了)
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