ワタクシはたぶん人さまよりイヤラシい。ここだけの話「マコ」という名前にいつも少し引っかかるし、「アルゼンチン」にも反応してしまう。エロいことをまったく考えないで終えられる一日もない。
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しかしながらお察しの通り実行はまったくともなっていないので、そのうち睾丸が化石化して真珠みたいに輝いてしまうのではないかと妄想するくらいだ。つまりワタクシはそういうウジウジした感じの意味でもイヤラシいやつなのである。
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こういうイヤラシさは放っておけば自家中毒を起こすかあるいはフツフツと発酵を続けてガス爆発を起こすかだと思っていたけれども、そうでもない。らしい。そんなことだから草食男子だの絶食男子だのが出てくるのだろう。
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いや違う、草食男子、絶食男子とは性交渉を念頭に置いたものいいであるのに対し、実はそう呼ばれる男子の多くが性交渉なくして性的欲求を満足させている可能性が高い。とイヤラシいワタクシは思う。つまりオナニー男子。
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例の9月6日に起こった北海道胆振東部地震で北海道全域がブラックアウトしたとき、手持ち無沙汰なのも手伝ってみんなで発電した、というのはもはや伝説である。
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しかしこういうタイプ(↓)の方もおられるのである。
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◆『日テレNEWS24』2018年11月30日配信
【路上で女性用下着「見られると興奮」男逮捕】
《 群馬県太田市で、茶髪のカツラをかぶり女性の下着を着て路上を歩くなどしたとして、23歳の男が逮捕された。
公然わいせつの疑いで逮捕されたのは、パチンコ店アルバイトの山口怜也容疑者。警察によると、山口容疑者は29日午前4時ごろ、太田市の路上で、女性用の上下の下着と黒いパンストを身につけ茶髪のカツラをかぶった状態で、自らの下半身の一部を露出するなどした疑いがもたれている。
通行人の男性から通報を受けた警察が、現場付近にいた山口容疑者を見つけ、現行犯逮捕した。
山口容疑者は調べに対し、「自分でやった」と容疑を認め、「1か月前くらいからやっていた。誰かに見られると興奮する」などと話しているという。》
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まあ、どうなのだろう。これとて最終的にはオナニーに行き着くのであろう。「見られると興奮する」のであるから。とりあえず放精しなければ終わらない、というか放精さえさせればよいのが男なのである。月亭邦正(50)。
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ワタクシの住む街にも把握している限り2人の女装マニアがいる。おそらく50代と60代であると思う。ついこのあいだも60代のほうがロッテリアの店頭で腰を屈めてメニューに見入っていた。超ミニスカートなのに。そのときのワタクシにはパンツまで見に回る勇気はなかった。あまり考えたくないが彼らも放精するのであろうか。
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んだ。見られるだけで満足し放精しない場合もあり得るべ。そうすると彼らは、はなはだはた迷惑ではあるけれども、人の存在なくして喜びは得られず、人をもとめているのである。いいトシこいてツインテールにミニスカート、ニーハイソックスという極みの恰好で外に出るのも、彼らなりのコミュニケーションといえるのだ。
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変態さんのほとんどは相手とか被害者とかがいないと成立しない。性交渉が関わればいわずもがな。そこが弱点といえば弱点だ。反社会的でありつつそこに依存しなければ生きていけない。ワタクシの知り合いに不倫、不貞でなければ着火しないという男がいるがそれも同じ。
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しかし、オナニー男子は相手も被害者も必要としない。完全なる「個」である。まあTENGAが相棒とはいえるけれども。TENGAに話しかけても返事はしない。あーどうなんだろ、会話機能付きTENGA。売れるほうにbet!!
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草食男子、絶食男子、ホントはオナニー男子の出現は人類として進化なのだろうか退化なのだろうか? ワタクシはオナニー男子の出現は社会の暗黙の要請、あるいは規制によるものだと思う。進化とか退化という話ではない。自分で振っておいてなんだが。
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なぜ社会がそれを求めるかといえば、夫婦、カップルよりも「個」のほうが圧倒的に管理しやすいからだ。かつて、というかいまも国家の国民管理の基本は家庭である。戸籍制度がそうなっている。「家族」が最少単位。
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しかしこれだと家庭のなかで起こっていることについてはなかなか把握しづらい。とっくに死んでいる年金受給者が生きていることになっていたり、子どもの行方がわからなくなっていたり、どうしても「生かさず殺さず」の精度が甘くなる。さらに歯向かったり逆らったりするのを抑えつけるのにも「個」のほうがずっとやりやすい。
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でもって「個」の暮らしにコンビニエントな世の中になり、収入はいつまで経ってもわが身一人の暮らしを支えるのに精いっぱい。かくして「草食男子」、「絶食男子」とマイルドに呼ばれる「オナニー男子」が増えていく。「自分の右手と結婚する」はもはや奇天烈なジョークではない。
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街の女装趣味のオジサンたち二人はそういうふうにひたすら「個」に向う流れに抗して「人の目」ひいては「人」を求めているのではないのか? この記事の23歳の場合もそうであろうが、見せたあと彼がどのように決着しているのかはいまのところちょっと不明だ。くれぐれも迷惑のタネにならないことを願う。
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あ、思い出した小学校2年のときに教室の椅子に立ち上がってチンチンを振り回している男の子がいたが、案外そんなものなのかもしれない。いや、ただわりかし自然なふるまいではないのかという意味で。今回もくだらなくてすまぬ。(了)
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